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※厚生労働省 医療広告ガイドラインに沿うための記述

すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)

メタルフリー歯科広島

2023.5.10

歯の中から綿球?|メタルコアを除去した根管内部から綿球が出てきたケース 2023.05.10

こちらの記事に綿が出てきた左下第二大臼歯のケースのブログ記事を書きました。

フロスの繊維が溜まった?|かぶせものを除去したら内部から綿が出てきたケース 2023.04.08

本日、メタルコアを除去しましたら、根管内部からも綿球が出てきたため、記事を作成します。

 

ラバーダムを装着してメタルコアを除去する準備をした写真

メタルコアを除去する際には金属を切削するため、基本的にはラバーダムを装着しますが、

ラバーダムを固定するためのクランプが外れやすかったり、作業時にクランプが邪魔になる際には、バキュームのアダプターであるMr.thrsty+ゴム状のプラスチックで粘膜を保護します。

 

金属切削片が歯の周りの歯肉に触れないように養生保護をしてメタルコアと歯質の間に切れ目を入れる場面のGIF動画

メタルコアと歯質の間に隙間を形成していきます。

 

メタルコアと歯質の間に入れた切れ目にドライバー形状の器具を入れて動かしメタルコアを除去する場面のGIF動画

マイナスドライバー形状の器具を2本用いて慎重に動かして除去します。

 

取れた直後のメタルコア表面にはとても厚いセメント層があったことがわかる写真

除去したメタルコアです。とても厚いセメント層が存在しています。

 

メタルコア表面にはとても厚いセメント層があり、歯との隙間が大きかったことがわかる写真 

メタルコア表面にはとても厚いセメント層があり、歯との隙間が大きかったことがわかる写真その2

セメント層が厚いという事は、それだけ隙間があったという事です。

 

メタルコア除去直後の根管口にセメントが残っている様子の写真

メタルコアを除去した後の根管口です。

 

メタルコアを除去したらセメントの奥の根管内部に置き去りにされていた綿球が出てきたたGIF動画

残っていたセメントを除去しましたら、その内部に残っていた綿球も一緒に出てきました。

 

メタルコアを除去したらセメントの奥の根管内部に置き去りにされていた綿球の写真

セメント部分にはオレンジ色のガッタパーチャ(根管充填材)を巻き込んでいます。

メタルコアを接着する前に取り除く予定であった綿球が置き忘れられたものと解釈できます。

   

GPソルベントでガッタパーチャを溶かしてマイクロエキスカで取り除く場面のGIF動画 

次回からの再根管治療に備えて、内部のガッタパーチャを溶解剤であるGPソルベントある程度溶かして除去しておきます。

  

 歯の亀裂(ヒビ・クラック)の写真

歯質には亀裂(ヒビ・クラック)が存在しています。

歯根破折の原因となる存在ですので慎重な治療が必要です。

神経を取った歯は血液供給が絶たれ、脆くなってしまいますので、神経は可能な限り取らないようにすることが重要です。

 

T・Eさん、ブログ記事を読んでくださり光栄です!

大変励みになります!

    

広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス   

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