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メタルフリー歯科広島
2024.9.6
左下奥歯のスクリューポストを除去しました。2024.09.06|不快症状・違和感がある奥歯
広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス 代表 三好龍治 です。
矢印:不快症状が出ている左下第一大臼歯のかぶせものを除去して再根管治療を行います。
レジン系材料のかぶせものがセットされています。
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初診時のパノラマレントゲン写真です。(CT撮影時に同時に得られます。)
左下第一大臼歯は神経を取ってある歯(失活歯)であり、ネジ状のスクリューポストがセットされています。
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顕微鏡(マイクロスコープ)下で、5倍速コントラとダイヤモンドポイントを用いて慎重に切れ目を入れます。
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慎重に動かして、レジン系材料のかぶせもの(レジンクラウン)を除去しました。
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除去したレジンクラウン内面です。
漏洩による周囲からの汚染があったことを表しており、接着が効いていない状態だったといえます。
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レジンクラウンを除去した内部には、レジンコアが存在しており、さらに、その内部にネジ状のスクリューポストが入っています。
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スクリューポスト周囲のレジンを慎重に取り除いていきます。
幸いなことに周囲のレジン層が通常よりも多く存在しており、作業スペースが確保できました。
しかし、それだけ歯質が既に減少しているということです。
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かなりの強敵でしたが、最後は無事に逆回転で取れました。
象牙質は水分が透過しますので、歯の内部に金属がある状態はメタルフリーではなく、肯定できない状態です。
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次回以降、近心根管のレジンも取り除き、再根管治療を行います。
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約10㎜の長さのスクリューポストでした。
ゴールド色ではありますが、ゴールドではありません。
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本日1本の歯から取り除いた人工物です。
治療する際には、再治療の際に自分が除去するときのことを絶えず考えています。
再治療が適切に出来るようにしておくことは大変重要です。
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弊オフィスでは少なくとも二つの事象はあり得ません。
1,天然歯に対する金属治療(メタルフリー治療のみを行います)
2,保険診療の不正請求(自由診療専門の歯科です)
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K・Eさん、強敵でしたが、よくぞ乗り越えられました。
次回からの再根管治療も楽しみです。
※追記:再根管治療・根管充填時の記事はこちらです。
「違和感のあった左下第一大臼歯の再根管治療を終えました。2024.10.03|歯根の先端まで充填」
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広島市の自由診療専門の歯科 三好デンタルオフィス