三好デンタルオフィス

左下第二大臼歯の金属のかぶせものとスクリューポストを除去しました。2024.01.12

矢印：左下第二大臼歯の金属のかぶせものと内部のスクリューポスト（ネジ状の構造物）を除去します。

 

実際のおくちです。

金属を切削しますのでラバーダムを装着して金属切削片から口腔粘膜を保護します。

画像左から2番目の歯は残念ながら破折していますので、今後抜歯いたします。

まずは金属のかぶせもの（メタルクラウン）を除去出来ました。

中央部のへそ状の出っ張りが嵌りこむようになっています。

この場合、周囲からの漏洩が起こっても脱離しにくく、気づいた時には手遅れとなる場合があります。

このケースにおいても周囲にプラーク（細菌塊）が浸入しています。

メタルクラウンを除去した直後の内面です。

中央部のセメントの内部に1本のスクリューポストが入っていますので除去していきます。

スクリューポストが無事に緩んでくれました。

食いこんでいる部分が汚染されているのが特徴的です。

慎重に取り出します。

全長約6㎜の金属製のネジです。ゴールド色ですが金合金ではありません。

スクリューポストが入っていた周囲にはまだセメントが残っていますので、次回からの再根管治療に備えて取り除いていきます。

セメントの除去を終えました。

次回より古い根管充填材を取り除いて再根管治療を行います。

本日除去した金属です。

コップにこれらを入れて水を飲むことは出来ません。

※弊オフィスでは天然歯に対する金属治療を2013年2月より完全に廃止しています。

T・Mさん、本日二つの金属が無くなりました。

次回からの再根管治療も楽しみです。

広島市の自由診療専門の歯科 三好デンタルオフィス

※追記

この歯の根管充填時の記事はこちらです。

「左下第二大臼歯の顕微鏡 再根管治療を終えました。2024.01.31」