顕微鏡根管治療広島
2024.1.31
左下第二大臼歯の顕微鏡 再根管治療を終えました。2024.01.31|マイクロスコープ
こちらの記事で金属を除去した左下第二大臼歯の再根管治療も本日で終了です。
「左下第二大臼歯の金属のかぶせものとスクリューポストを除去しました。2024.01.12」
ラバーダムを装着して仮封を除去しました。(顕微鏡ミラー像画面撮り)
前回までに3根管の根尖(こんせん:歯根の先端)までの攻略・消毒を終えていますので状態をチェックします。
遠心根管の顕微鏡ミラー像です。特に排膿などありません。
近心頬側根管(画像左)・近心舌側根管(画像右)の顕微鏡ミラー像です。です。こちらも問題ありません。
根管充填に進みますので、根尖のサイズを決定します。
電気的根管長測定を行っている場面です。原則としてゴムのファイルストッパーは使いません。
薬液洗浄後に超音波水流でリンスし、滅菌ペーパーポイントで吸水乾燥します。
滅菌ペーパーポイントによる吸水乾燥を終え、いよいよ根管充填します。
サーマフィルのシステムで垂直加圧根管充填しました。
専用のヒーターで加熱し、ガッタパーチャ(天然ゴムの一種)を軟化させて充填します。(後述)
遠心根管は楕円形の為、3本のサーマフィルを用いて充填します。
1本目が根尖まで到達し、残りの2本は隙間が出来ないように材料を補います。
余分なキャリアーをカットしました。
ポリスルホン樹脂の黒いコアの周りに、オレンジ色のガッタパーチャ(天然ゴムの一種)が存在して根管を密封しています。
次回、う蝕検知液で染色と切削を行ったあと接着処理を行いコンポジットレジンとファイバーによる支台築造を行います。
画像左から2番目の歯は残念ながら破折していますので、今後抜歯いたします。
垂直加圧根管充填後のデンタルレントゲン写真です。
根尖まで充填出来て安堵する瞬間です。
T・Mさん、ついにこの歯の再根管治療も終了ですね。
後で少し痛みが出るかもしれませんのでお大事に。
広島市の自由診療専門の歯科 三好デンタルオフィス