顕微鏡根管治療広島
2024.1.17
ほぼ手つかずであった左上第二大臼歯の再根管治療を行いました。2024.01.17
左上第二大臼歯の金属を除去して再根管治療を行います。(矢印)
レントゲンにおいては、根管充填材がほぼ見当たりません。
手つかずに近い状態と推測します。
実際の左上第二大臼歯です。(矢印)
まずは金属のかぶせもの(銀歯・メタルクラウン)を除去しました。
除去した金属の内面です。周囲からの漏洩を認めます。
続いてスクリューポスト(ネジ状の支柱)を除去します。
単調な白い部分はコンポジットレジンですので取り除きます。
慎重にコンポジットレジンを取り除いていきます。
コンポジットレジンを取り除くと近心頬側根管口が現れ、内部は湿っていました。
口蓋根管に入っていたスクリューポストを取り除きました。
3つの根管口が明らかになりました。
根管充填材であるガッタパーチャは、ほとんど存在していませんでした。
全長約9㎜のスクリューポストです。
ほぼ手つかずであった3根管の再根管治療を進めます。
それぞれ根尖(歯根の先端)までファイリング(ヤスリ掛け)出来ました。
電気的根管長測定を行っている場面です。
薬液洗浄後に超音波水流でリンスし、滅菌ペーパーポイントで吸水乾燥します。
サーマフィルのシステムで垂直加圧根管充填します。
まずは口蓋根管と遠心頬側根管を充填しました。
最初の2根管を充填したあとの余分なキャリアーをカットし、スペースを確保してから
近心頬側根管を2本のサーマフィルで垂直加圧根管充填しました。
垂直加圧根管充填後のデンタルレントゲン写真です。
根尖まで充填出来て安堵する瞬間です。
H・Kさん、後で少し痛むかもしれませんのでお大事に。
広島市の自由診療専門の歯科 三好デンタルオフィス