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メタルフリー歯科広島
2024.3.14
右上第一大臼歯のメタルコアを除去しました。2024.03.14|安全に取る
画像左から2番目:失活歯(神経取ってある歯)である右上第一大臼歯のかぶせものが取れた状態で初診来院です。
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実際の右上奥歯の状態です。
かぶせものが取れてメタルコアが露出しています。
メタルコアを除去して再根管治療を行った後に支台築造とセラミックのセットを行います。
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ラバーダムを装着し、ゴム状のプラスチックで水漏れを防止して、顕微鏡を下ろし録画してスタートです。
初診時には原則として治療行為は行いませんので、2回目からの治療のスタートです。
※初診時にかなりの痛みがある状態で、なおかつ十分なご理解がある場合には治療開始することもございます。
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顕微鏡(マイクロスコープ)下で慎重に分割していきます。(顕微鏡動画)
歯質を出来るだけ削らないように、切削はセメントの層までに留めます。
考古学での出土品の土の除去にも歯科治療用顕微鏡に近い実体顕微鏡が使われています。
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細かく分割したら最後は慎重に動かして除去します。
丸ごと取ろうとすれば、歯に過大なストレスがかかってしまうため分割して除去します。
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除去したメタルコアです。
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メタルコアを除去したあとの歯の状態です。
白い部分はセメントです。
セメントと根管充填材であるガッタパーチャを超音波スケーラーを用いて慎重に取り除いていきます。
それでなくても歯質がかなり失われていますので、出来るだけ歯質を保存します。
次回より、再根管治療を行います。
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N・Mさん、まずはメタルコアの除去を乗り越えられました。
次回からの再根管治療も頑張っていきましょう!
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広島市の自由診療専門の歯科 三好デンタルオフィス