セラミック歯科広島
2023.10.30
歯の神経を守るためには？セラミック治療を1日で。2023.10.30｜ワンデイ治療
左上第二小臼歯に金属がセットされています。
金属に接している左上第一小臼歯の隣接面もむし歯になっている可能性があります。
レントゲンでは確定できないレベルですが、色の透け方を見ると限りなく怪しい状態と言えます。
麻酔をした後での写真につき、血が滲んでいます。
ラバーダムを装着してスタートします。
まずは金属を除去しました。
保護セメントが白く見えています。
内部は黒くなっており、漏洩を疑わせます。
除去した金属の内面です。
このようになるため、たとえ午前にセットした金属であっても午後には除去対象と考えます。
手前の歯の隣接面はやはりむし歯になっていました。
顕微鏡下で録画しながら、う蝕検知液を用いて、むし歯部分を取り除いていきます。
過去の保護セメントも全て取り除いてう蝕検知液で染色します。
染まる部分を慎重に切削します。
切削すべき染色部分の除去を終えました。
決して浅くないむし歯でしたが、セラミック即日修復を行うことで、歯面が汚染される前に完全封鎖されるため
歯の寿命にとってはメリットしかありません。
つまり、むし歯が深かったから保護して様子をみるという行為はデメリットしかありません。
ボンディング材で接着処理を行い、コンポジットレジンで象牙質保護を行います。
隣接歯のコンポジットレジン充填・仕上げも終えました。
ここからはセレックプライムスキャンでスキャニングします。（CEREC PrimeScan）
迅速にセラミック修復物をデザインします。
セラミックブロックから削り出します。
焼成することで歯冠色になり、強度も増すe.max🄬ブロックを用います。
削り出しを終えました。
口腔内で適合チェックを行います。
研磨して840℃で20分間真空焼成します。
乾燥状態で接着し、咬合調整と仕上げ研磨を1回の治療で終えました。
セラミックワンデイ治療（セラミック即日修復）を行うことで歯の寿命を延ばすことができ
将来的な費用負担を抑えることができます。
セラミック即日修復以外では同じコンディションは望めません。
細菌汚染によって後日神経を取ることとなってしまうのであれば、
歯の寿命が短くなり、トータルコストも上がってしまいます。
Y・Rさん、最初の治療をよく乗り越えられました！
今後が楽しみです！
広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス
