セラミック歯科広島
2023.11.8
セレックワンデイ治療|右下奥歯の金属を除去してメタルフリーの達成です。2023.11.08 |広島
右下第一大臼歯の金属インレーを除去してセラミックワンデイ(即日)修復治療を行います。
金属除去ですからラバーダムを装着して金属切削片から口腔粘膜を保護します。
金属インレーの除去を終えました。
過去のセメントなどの人工物を全て取り除き、う蝕検知液で染色と切削を繰り返します。
ボンディング材で接着処理を行い、コンポジットレジンでデンティンシール(象牙質保護)を行います。
きれいになった象牙質に唾液が触れる前にコーティングする目的と、
セラミックの接着時に気泡が象牙質表面に触れることを防ぐ目的で行います。
セレックプライムスキャンでスキャニングします。
迅速にデザインします。
セラミックブロックからミリング削り出します。
ミリングを終えました。
適合を確認します。
研磨後に840℃で20分真空焼成します。
乾燥状態で接着し、咬合調整と仕上げ研磨を終えました。
1回の麻酔と1回の治療で完成まで行う事に意味があります。
2回に分けると、歯面を唾液・細菌によって汚染させるだけですので、セラミック修復の意味がありません。
即日修復が出来るという点がセレックによるセラミック修復の最も優れている点だからです。
ついにメタルフリーの達成です!
この状態が問題ないというのは、もはや集団催眠です。
セラミックはたまたま歯冠色で治りますが、セラミックの色は本来は何色でも構いません。
金属アレルギーや内部漏洩を起こしやすい金属修復を取り除くことに意味があり、
結果として歯・歯髄を守り、人生における歯科治療のトータルコストを下げます。
本来の姿に戻っていただくのは歯科医師冥利に尽きます。
大きな歯冠修復をレジン材料で充填したり、後日詰め物を製作してセットすることには問題があります。
その時点での治療費は安いかもしれませんが、トータルコストでは高くなってしまいます。
私が家族にしない治療は、弊オフィスでは患者さんにもいたしません。
そのために保険医登録を辞退しています。
正しくないと考える治療を、制度のために行うのは最大の苦痛と感じるからです。
正しくないと考える治療を、経営のために行うのは父として子どもに誇れないと考えるからです。
O・Tさん、ついにメタルフリー達成ですね!
すべてはご決断の賜物です。
広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス