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メタルフリー歯科広島
2022.11.9
左上第二小臼歯のかぶせものとメタルコアを除去しました。内部汚染 2022.11.09
左上第二小臼歯の金属のかぶせもの(メタルクラウン)とメタルコアを除去します。(矢印)
パノラマX線画像による左上第二小臼歯です(矢印)
太いメタルコアが内部に入っていると考えられます。
金属を切削しますのでラバーダムを装着してスタートです。
治療は顕微鏡下でビデオ録画しながら行います。
金属のかぶせものを切削しました。
ラバーダムを装着することで金属切削片を口腔内に高速で撒き散らすことを防ぎます。
金属切削片が粘膜に触れることで金属アレルギーに感作する可能性があります。
まずはかぶせものの除去を終えました。
内部のメタルコア(金属支柱)が見えています。
メタルコア中央には保持孔が存在し、その部分にかぶせもの内部の突起が嵌まる構造になっています。
そのことで、保持孔と突起によって脱離が防止されていても、周囲からは漏洩し放題という状態が生まれてしまいます。
神経を取ってある失活歯は痛くなれないため、発見が遅れます。
周囲の漏洩が起これば、むしろ取れてくれる方が良いと考えます。(私見です)
内部の汚染が分かりやすいケースでしたので写真多めです。
これが入ったままでの歯科検診は、たとえ毎日受けても無意味です。
毎日レントゲンを撮っても内部のことは判りません。
内部のプラークはブラッシングもできません。
内部で増殖したプラークが唾液とともに口腔内に出ていきます。
コップにこれを入れて水を飲むことは出来ません。
※弊オフィスは保険指定医療機関の辞退をし、天然歯に対する金属治療を完全に廃止しています。
続いてメタルコアを慎重に分割して除去します。
全長約8㎜のメタルコアです。
2分割して除去しています。
1本の歯から除去した金属です。
メタルコア除去後の歯根の状態です。
金属の蹂躙から解放されたように私は感じます。(私見です)
次回より再根管治療を行います。
本日除去するまで、かぶせものと隣り合わせだった手前の歯(左上第一小臼歯)の金属接合部分もむし歯になっています。
金属治療に関わる部分がこのような状況になっていることは嘆かわしいことです。(私見です)
※自分の家族に出来ない・しない治療は患者さんにも致しません。
たとえご依頼を受けてもお断りしています。
そのために保険医登録を辞退しています。
K・Jさん、本日また2個の金属が無くなりました!
次回からの再根管治療も頑張っていきましょう!
広島市南区の自由診療専門歯科 三好デンタル オフィス