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メタルフリー歯科広島
2022.10.7
虫歯でボロボロになった上顎前歯メタルコアを除去した内部の状態です。2022.10.07|抜かない歯科|広島
前回の治療時に、かぶせもの除去と仮歯作成までを行った上顎前歯のメタルコアの除去を開始します。
「上顎前歯のかぶせもの(メタルボンド)を除去して仮歯を作成しました。2022.10.01」
画像は前回終了時のものです。
本日、仮歯を外しましたら幸運なことに右上3(右上犬歯)のメタルコアが仮歯と一緒に取れました。
内部まで汚染されていることが判ります。
メタルコアが取れたあとの右上犬歯です。
隙間から内部に唾液・細菌が浸入し、むし歯になって象牙質が脱灰して軟化象牙質となり朽ちています。
う蝕検知液をマイクロブラシで塗布して水洗すると、軟化象牙質(むし歯)が染まります。
軟化象牙質をエキスカベータ(鋭利なサジ状の器具)である程度除去します。
う蝕検知液で染めては取り、取っては染めを繰り返しました。
かなりのダメージではありますが、抜歯は免れ、もう一度完成まで進めそうです。
次の段階としてこの歯は再根管治療を行います。
続いて、隣の右上2(右上側切歯)のメタルコアの除去に進みます。
ゴム状のブルーのレジンで金属切削片から口腔粘膜を保護します。
周囲に切れ目を入れて、、、
無事に除去出来ました。
脱落したものを再セットしてあったのか、セメント層が厚くて助けられました。
この勢いで、右上1中切歯のメタルコアも除去します。
めでたく右上1のメタルコアも除去出来ました。
※歯肉に黒く見えているメタルタトゥーは今後切離・切削します。
右上1(右上中切歯)のメタルコア除去直後の根管内の様子です。
内部はとても濁っています。
本日は計3個のメタルコアが口腔内から無くなりました。
残りの前歯2本のメタルコア除去は、本日除去した3本の歯の支台築造が終わってからバトンタッチして行います。
メタルコアを全て同時に除去すると仮歯が取れやすくなってしまうためです。
ですので。今後は右上3本の再根管治療を行います。
除去したメタルコアです。
どれも全長10㎜を超え、12~13㎜はあります。
左から、右上犬歯・右上側切歯・右上中切歯に入っていたメタルコアです。
左から、右上中切歯・右上側切歯・右上犬歯 に入っていたメタルコアです。
※弊オフィスでは天然歯に対する金属治療を完全に廃止しています。
O・Hさん、3個のメタルコアが取れて幸運でした。
次回からの再根管治療も頑張って参ります。
広島市南区の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス