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メタルフリー歯科広島
2016.6.3
銀歯とメタルコアの除去と隔壁形成をしました。2016.06.03
画像中央の左上第一大臼歯の金属を除去します。
レントゲン写真です。
神経を取ってある歯(失活歯)にメタルコアがセットされメタルクラウンが被さっていると考えられます。
遠心側の歯質がほぼ無いと推測できます。
いつものように5倍速コントラで切れ目を入れます。(顕微鏡ミラー動画)
切れ目を入れました。金属切削ですのでラバーダムを装着して切削片をガードします。
まずはメタルクラウン(銀歯)の除去を終えました。
外した銀歯内面です。汚いの一言に尽きます。
続いてメタルコアを慎重に分割していきます。
メタルコアを頬舌的に二分割しました。
もはや顕微鏡(マイクロスコープ)無しでは危険すぎてできない処置です。
まずは口蓋側のコアを取り出します。
頬側部分のコアも無事に取れました。
メタルコアを除去した直後の歯の状態です。
むし歯になった部分を過去に取り除いてメタルコアで補い
クラウンをかぶせても解決にならないことを表しています。
除去したメタルコアです。サザエの貝殻表面ではありません。
過去のセメントを除去して う蝕検知液でむし歯(軟化象牙質)を染色します。
水洗しましたら赤く染まる部分が広範囲に存在しています。
染まった部分の切削と染色を繰り返します。
遠心部分の歯質が欠損している部分はコンポジットレジンによる隔壁形成(ビルドアップ)しますので
まず止血処置を行います。
マトリックスとウッドウェッジを用いて残存歯質に密着させ、接着処理(ボンディング)を行います。
流動性のあるフロアブルコンポジットレジンを用いてビルドアップします。
光重合(光硬化性)レジンですので、顕微鏡のライトをイエロー光にして硬化を遅らせています。
遠心側のビルドアップを終えました。
これで遠心部分もきちんと封鎖できますので、仮封セメントで封鎖して次回に備えます。
次回より古いガッタパーチャを取り除いて再根管治療を行います。
歯科治療は手間暇かかる細かい処置の連続であることを分かっていただけるものと思います。
N・Fさん、強敵でしたが止血も奏功し安心しました。
次回からの再根管治療も楽しみです。
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金属治療は解決にならないと考える広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)