三好デンタルオフィス

スクリューポスト 除去後の内部　2014.10.21

左上大臼歯2本にスクリューポストを用いた支台築造がなされています。

上部の金属連結冠の除去時の記事はこちらです。

https://www.mdo.jpn.com/blog/2014/10/-20141014.html

ゴールド色に見えるスクリューポスト（ネジ支柱）が

白いレジンの内部に存在しています。

ラバーダムを装着してスタートします。

ある程度レジン部分を切削しました。

グリップすると簡単に取れました。

内部からは独特の腐敗臭が漂います。

特筆すべき黒さになっています。

う蝕検知液で軟化象牙質（むし歯）を染色します。

水洗しました。内部まで赤く染まる部分が存在します。

染まる部分の除去を終えました。

次回より再根管治療を行います。

除去したスクリューポストとレジンです。

接着が効いていない状態です。

　

「他の歯の内部もきっとこうなっていますよね」とT・Sさん。

おっしゃるとおりです。

特に症状が無く、取れていなくてもこの状態です。

この治療方法は現在でも用いられている手法です。

　

通常ですと、痛くなく、取れていない歯を治療することは

「難癖」「いちゃもん」「金儲け主義」などと患者さんに捉えられやすく、

卒後、意欲に燃える歯科医師は

徐々にあたりさわりのない「ビジネス歯科医師」になっていきます。

　

私は必要としてくださる極少数の患者さんの治療ができればよいと考えていますので

自分が思う治療をするだけです。

　

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※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述

すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円（かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの）・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円（税抜）