顕微鏡根管治療広島
2014.8.2
歯ぐき おでき 膿 ろう孔 根管治療による治癒 2014.08.02
歯の根の先端に膿が溜まっている場合
出口を求めて歯の近くの歯ぐきに、
おできのような膿(うみ)の出口を形成することがあります。
瘻孔(ろう孔・ろうこう)・フィステル と呼ばれます。
初診時の左下第二大臼歯の写真です。
診断・根管治療時のブログ記事はこちらです。
https://www.mdo.jpn.com/blog/2014/07/20140705.html
根管充填時のブログ記事はこちらです。
https://www.mdo.jpn.com/blog/2014/07/-20140712.html
根管充填後およそ10日間で 瘻孔 が消失したそうです。
初診時です。
本日の状態です。
無事に治癒傾向にありますので
セレックでワンデイトリートメントを行い完成まで進めます。
まずは支台築造してセレックでスキャンします。
パウダリング時の写真です。
切削量の多いクラウン形成はせず、テーブルトップベニヤで仕上げます。
セレックで迅速にデザインします。
使用ブロックはトリラックスフォルテ2M2Cです。
私見ですが、臼歯部のステインは不要と近頃思います。
ステインを施した方が症例写真としての写りは良いかもしれませんが
それ以上の効果は無いように思います。
ステインは経時的に剥げることがあることも判っていますので
セラミックの研磨をせずグレーズ材のみで艶出しするのは問題です。
少なくともセラミックは研磨後にステイン・グレーズするべきです。
接着・咬合調整・仕上げを行いました。
「先生がブログに書いておられることは正論だと思います」とT・Tさん。
歯科医師には一切の肩書きは不要と私は考えています。
腕一本で勝負すると私は決めています。
T・Tさん、岡山県からのお越しに恐縮です。
本日で無事終了となり私も嬉しいです。
広島市南区金屋町 三好デンタルオフィス