顕微鏡根管治療広島
2014.7.5
クラック(亀裂・ヒビ)によると思われる根尖病変 2014.07.05
左下第二大臼歯の頬側にろう孔が形成されています。
ろう孔とは、溜まっている膿の出口のことです。
一年前から断続的な痛みがあり、咬合面を削ってあるとのことです。
咬合面観です。
CTデータから合成した2次元画像です。
むし歯が原因では無いようです。
立体画像でみると周囲の歯槽骨の欠損も判ります。
樋状根(といじょうこん)であることが判ります。
近遠心的な断面です。病変の状態が判ります。
水平的な断面です。左下奥歯を顎の下から覗き込んだような断面です。
U字形の樋状根であることが判ります。
頬舌的な断面です。黒い部分が病変です。
電気的歯髄診断器で歯髄の生死を判断し、
診査の結果、クラック(ヒビ・亀裂)による歯髄の失活(死んでいる)を疑い
根管治療によって改善する可能性があると判断しました。
岡山県よりお越しですので例外的に初診時に治療を行います。
まずはラバーダムをして歯髄腔へアプローチしていきます。
ダイヤモンドバーと5倍速コントラで切削を開始します。
顕微鏡下で歯髄腔への到達を確認しました。
無麻酔でも痛みがないことから失活していることは間違いありません。
ダイヤモンド付きの超音波チップで髄腔拡大を進めます。
ある程度、髄腔拡大を進めましたらEDTA製剤であるグライドを満たします。
使い捨てのコンピュールパックです。
ここからはニッケルチタンファイルを用いて根管拡大していきます。
GIF動画のため小刻みに見えますが、実際にはじわっと引き上げる
ブラッシングモーションで使用します。
すべての根管治療用のファイル(ヤスリ)は使い捨てにしています。
プロテーパーのSXファイルです。
根管拡大を終えました。
次亜塩素酸+EDTAで薬液洗浄後に超音波洗浄します。
ペーパーポイントで吸水乾燥します。
根管口をまずはテフロンシートで封鎖します。
いろいろな考え方がありますが
私は根管内部に薬品を留置することは不要と考えています。
その上部をテンポラリーセメント ハードで封鎖します。
本日の治療はおよそ50分間でした。
次回、改善傾向にあれば、根管充填の予定です。
T・Tさん、岡山県からのお越しに恐縮です。
「ブログ全部読みました。」
日々治療内容を書くことでしか本質は伝えられないと考えていますので
今日の記事を書きながら喜びを噛み締めています!
良くなりますように祈っています。
※根管充填時の記事をこちらに書いています。
https://www.mdo.jpn.com/blog/2014/07/-20140712.html
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広島市南区 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)