顕微鏡根管治療広島
2026.6.3
左下第二大臼歯の再根管治療を行いました。2026.06.03|メタルコア除去

左下第二大臼歯(矢印)の金属を除去して再根管治療を行います。
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頬側面観です。
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パノラマレントゲン画像からの切り出しです。
金属の被せ物(メタルクラウン)の内部に金属支柱(メタルコア)がセットされていると考えられます。
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金属除去ですのでラバーダムを装着して金属切削片から口腔粘膜を保護します。
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まずはメタルクラウンを除去しました。
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メタルクラウン内面の十字の突起がメタルコア側の窪みに嵌るようになっています。
周囲にはプラークがびっしりと付着しています。
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メタルクラウン除去後の状態です。
金属支柱(メタルコア)に十字の窪みがあり、ここにメタルクラウン側の突起が嵌合していたと考えられます。
このケースの様に、オスとメスによる脱落防止策は昔からよく行われています。
ただし、以下の理由から私は否定しています。
1,接着時にセメントの流れ(セメントフロー)がうまくいかずセット時の浮きの原因となる
2,かぶせものの周囲から漏洩して問題が発生している場合でも、嵌合していることで取れてくれない
3,レジンセメントの進歩により接着力が十分に得られるようになり、物理的な構造が不要になった
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メタルコアの除去を終えました。
ピンク色に見えるのは根管充填材であるガッタパーチャ(根管充填材:天然ゴムの一種)です。
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慎重に分割して除去したメタルコアです。
大原則として除去できないメタルコアはありません。
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顕微鏡(マイクロスコープ)の視野をビデオ録画した動画です。
ここからは古いガッタパーチャを取り除き、
未攻略である根尖(こんせん:歯根の先端)までの根管内をファイリング(ヤスリ掛け)します。
上下動するハンドピースを用いて根管壁を全周ファイリングします。
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ファイリングした切削片を薬液洗浄します。
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ハンド用のファイル(ヤスリ)を用いて根尖まで攻略し、電気的根管長測定を行っている場面です。

私は基本的に黄色いゴムのファイルストッパーを使用しません。
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クリーニング&潤滑効果のあるクリームを薬液洗浄します。
2種類の薬液を用いて有機質と無機質を洗浄します。
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超音波水流でリンスします。
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滅菌ペーパーポイントで吸水乾燥します。
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異常な出血や排膿が無いことを確認します。
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根管口付近にシーラーを置いて根管充填の準備をします。
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サーマフィル®のシステムで垂直加圧根管充填します。
サーマフィルはポリスルホン樹脂の軸の周りにガッタパーチャが巻き付けてある構造です。
専用のヒーターで加熱して、ガッタパーチャが軟化した状態で根管内に挿入します。
根管口に置いたシーラーと渾然一体となって根尖口までを3次元的に緊密に充填します。
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ブラック(#40)を根管充填している遠心根管は断面の幅が広いため、3本充填して緊密化しています。
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余分なキャリアーを、サーマカットを用いて摩擦熱 でカットします。
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次回、支台築造とセラミック修復までを一回の治療で行います。
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サーマフィル®で垂直加圧根管充填後のデンタルレントゲン写真です。
根尖まで根管充填出来て安堵する瞬間です。
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T・Aさん、次回でこの歯は完成ですね。
少し痛みが出るかもしれませんのでお大事に。
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広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス