顕微鏡根管治療広島
2026.4.28
違和感のある左上第二小臼歯の再根管治療を行いました。2026.04.28|歯肉縁下むし歯

広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス 代表 三好龍治です。
S・Sさんの初診時の状態です。
左上第二小臼歯(左上5:矢印)に違和感が出ています。
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初診時のデンタルレントゲン写真です。
過去に根管治療(いわゆる神経を取る治療)がなされている歯です。
歯根の先端(根尖:こんせん)まで根管充填されていない可能性があり、
残っている神経(=歯髄)が症状を引き起こしていることがありますので、再根管治療で改善する希望があります。
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口蓋側面観です。
他の歯に比べて歯肉がうっ血して腫脹しています。
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咬合面観です。
レジン製のクラウン(かぶせもの)がセットされています。
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頬側面観です。
レジン製の修復物はプラーク及びステインが天然歯に比べて付着しやすい性質があります。
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いつものようにラバーダムを装着し、顕微鏡下で録画しながら治療を開始します。
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まずはレジン製のクラウンを除去しました。
オレンジ色のガッタパーチャ(根管充填材:天然ゴムの一種)がレジン築造から透けて見えています。
黒っぽく丸く見えるのはファイバーポストの断面です。
レジンの材質の差から、2回以上の根管治療がなされている可能性があります。
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除去したレジンクラウンです。
レジンは天然歯質よりも早くすり減るため、弊オフィスではレジンクラウンを含め、咬合面に大きく用いることはありません。
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レジン築造(ちくぞう:根管治療時に失われた歯質を補う行為)を取り除くと
口蓋側は歯肉縁下(歯ぐきと歯の境目が歯ぐきの縁の下にある状態)にレジン築造がなされていました。
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別ショットです。
口蓋側の歯肉がうっ血して腫脹していたこととの合点がいきます。
歯肉のうっ血の程度を考えると慢性的に不潔になって炎症が起こっていたと考えられます。
歯肉縁下むし歯になった部分をレジン(=コンポジットレジン)で盛り上げて補修することは
ビルドアップと呼ばれる治療法です。
私はレジンのプラーク易付着性(付きやすい)を理由として歯肉縁下にレジンを位置づけることは致しません。
どうしてもビルドアップが必要な場合(仮封出来ない場合)はセラミックで行います(ほぼありません)
通常はセラミック修復時に、歯肉縁下部分を含んだセラミック修復物を作成し接着します。
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レジン築造のビルドアップ部分を取り除きました。
歯肉が炎症を起こしていることが判ります。
この部分はラバーダムから水漏れしますので、ゴム状の青いレジンでラバーシートとの隙間を塞いで根管治療を行います。
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前回の治療時に歯根の先端(根尖)まで攻略できています。
本日の治療時に排膿や異常な出血が無いことを確認し、症状の改善がみられましたので根管充填に進みます。
写真は電気的根管長測定(EMR)を行っている場面です。
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2種類の薬液洗浄後、超音波水流でリンスし、滅菌ペーパーポイントで吸水乾燥している場面です。
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サーマフィルのシステムで垂直加圧根管充填を行いました。
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余分なキャリアーをカットしました。
サーマフィルの黒い軸(ポリスルホン樹脂)とオレンジ色のガッタパーチャが見えています。
次回の支台築造時にフレッシュな歯質を露出させて接着処理を行うため、
敢えて むし歯(軟化象牙質)を温存しています。
次回、う蝕検知液で軟化象牙質を染色し、切削と染色を繰り返し、歯肉縁下部分の止血後、接着処理をして
ファイバーポストとレジンによる支台築造を行い、その日のうちにスキャニングしてセラミック修復まで行います。
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垂直加圧根管充填後のデンタルレントゲン写真です。
根尖まで到達出来て安堵する瞬間です。
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治療前
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S・Sさん、再根管治療が順調に進んで私も嬉しいです。
この歯は次回で完成ですね。
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広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス