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※厚生労働省 医療広告ガイドラインに沿うための記述

すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)

メタルフリー歯科広島

2025.1.29

左下奥歯の金属を除去したら、こんなに汚染されていました。2025.01.29|左下第一大臼歯

左下第一大臼歯の銀歯(メタルクラウン)を除去するために、ラバーダムを装着した写真

広島市の自由診療専門の歯科 三好デンタルオフィス 代表 三好龍治です。

島根県浜田市からお越しのI・Mさんの左下第一大臼歯(左下6:矢印)の金属を除去して再根管治療を行います。

金属除去ですのでラバーダムを装着して金属切削片から口腔粘膜を保護します。

金属切削片が口腔粘膜に触れることで金属アレルギーを惹起する可能性があります。

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左下第一大臼歯からメタルクラウンを除去して、内部のメタルコアが見えている写真

まずは金属のかぶせもの(メタルクラウン)を除去しました。

内部のメタルコア(金属支柱)が見えています。 

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左下第一大臼歯から除去したメタルクラウンの内面が汚染されている写真 左下第一大臼歯から除去したメタルクラウンの内面が汚染されている写真

除去したメタルクラウンの内面です。

周囲から漏洩していたことが判ります。

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左下第一大臼歯からメタルコアを除去したら内部が真っ黒に汚染されていた写真

続いてメタルコアを分割して除去しました。

内部は真っ黒に汚染されており、今の今まで生体の口腔内にあったとは、まさに惨状と言えます。

また、メタルクラウンに接していた左下第二小臼歯(画像右端)の遠心面が むし歯になっています。

金属は天然歯よりも細菌付着性が高く、接する歯面の むし歯リスクを高めます。

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左下第一大臼歯から除去した汚染されたメタルコアの写真

分割して除去したメタルコアの表面です。

鉱山の記念館の展示物ではありません。

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左下第一大臼歯から除去した汚染されたメタルクラウンとメタルコアの写真

今回の治療で1本の歯から除去した金属です。

厳密な意味での体重測定は、今まで出来ていなかったと言えます。

下顎のウエイトトレーニングをしたまま体重測定をしていた状態です。(医学的な意味はなく単なる皮肉です)

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歯髄腔にあった汚染されたセメントを除去しました。

根管口には古いガッタパーチャ(根管充填材:天然ゴムの一種)が見えています。

次回より、本格的に古いガッタパーチャを取り除き、歯根の先端までの清掃を行います。(再根管治療)

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I・Mさん、島根県浜田市からお越しに恐縮です。

次回からの再根管治療も頑張っていきましょう!

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広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス  

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