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メタルフリー歯科広島
2024.7.23
左下第一大臼歯の金属のかぶせものとメタルコアを除去しました。2024.07.23
左下第一大臼歯(失活歯=神経取ってある歯)の金属を除去して再根管治療を行います。
通常は、画像左端の金属が脱離している左下第二大臼歯から治療を行いますが、
左下第一大臼歯が咬むと痛みが出ているとのことで、先にこちらの治療を行います。
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金属除去ですからラバーダムを装着して金属切削片から口腔粘膜を保護します。
金属切削片が粘膜に触れることで金属アレルギーを引き起こす可能性があります。
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金属のかぶせもの(銀歯・金属冠)側にオス(突起)があり、歯にセットされているメタルコアのメス(保持孔)に嵌るようになっています。
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オスとメスによって脱離しにくいとは言えますが、セメントの流動性の抵抗によりセット時の浮きを誘発しやすい問題点があります。
また、セット後に周囲からの漏洩が起こっても、取れてくれないため、気付かぬうちに悪化してしまいます。
内部で何か起こった場合、取れてくれることも、歯を守る上で重要な性能です。
取れない治療が上手な治療ではありません、むしろ逆です。
人工物は所詮人工物であり、天然歯の大切さと比べれば、無価値に近い存在です。
天然歯を守ることが第一です。
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(きれい・汚い)(好き・嫌い)(嬉しい・嬉しくない)(して欲しい・して欲しくない)…湧いてくる気持ちに解説は不要です。
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金属冠を除去した直後の歯の状態です。
金属のメタルコアにメス(保持孔)が形成されています。
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メタルコアの除去を終えました。
次回より本格的に根管治療を行います。
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除去したメタルコア内面です。
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S・Hさん、本日2個の金属が無くなりました。
次回からの再根管治療も頑張っていきましょう!
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広島市の自由診療専門の歯科 三好デンタルオフィス