顕微鏡根管治療広島
2022.9.3
膿が出ていた歯は治る?|2年6ヵ月前に根管治療を行った右上前歯の状態です。2022.09.03|広島
初診時の状態です。(2020.02.29)
歯髄(いわゆる歯の神経)が死んで膿の出口(フィステル)がプクッと出来ています。
オフィス内の歯科用CTによる初診時の立体画像です。
右上中切歯の歯根の先端に、炎症により丸い骨欠損が形成されています。
矢状断です。
歯根の先端の骨が吸収しています。
失活した歯髄が原因となって炎症を起こしていますので、根管治療を行います。
緑のシートはラバーダムです。
電気的根管長測定を行っている場面です。(2020.03.31)
根管内部に排膿してくることは無くなりましたので根管充填を行います。
薬液洗浄後に超音波水流でリンスし、滅菌ペーパーポイントで吸水乾燥します。
サーマフィルによる垂直加圧根管充填を行いました。
サーマフィルの余分なキャリアーをカットし、圧接しました。
垂直加圧根管充填後のデンタルX線写真です。
垂直加圧根管充填から問題なく1週間経ちました。(2020.04.07)
仮封セメントを取り除き、コンポジットレジン修復します。
仮封セメントを除去しました。
接着処理を行い、乾燥状態でコンポジットレジンを充填し、硬化・研磨しました。
治療開始から2年6ヵ月経過した本日です。
膿の出口であるフィステルは消失しています。
歯科用CTによる立体画像においても、丸い骨欠損は回復傾向にあり、ほぼ消失しています。
矢状断です。
同じく骨欠損は消失して、治癒に近い状態になっています。
O・Yさん、この部分が良好に経過して私も嬉しいです!
広島市南区の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス