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※厚生労働省 医療広告ガイドラインに沿うための記述

すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)

セラミック歯科広島

2025.5.2

左下大臼歯2本の金属除去・再根管治療・セラミック修復を終えました。2025.05.02|e.max®️クラウン

左下大臼歯2本(画像左側より第二大臼歯にゴールドクラウン(金合金)・第一大臼歯に銀歯(金銀パラジウム合金))に金属のかぶせものがセットされている咬合面観の写真

広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス 代表 三好龍治です。

左下臼歯の咬合面観です。

左下大臼歯2本(画像左側より第二大臼歯・第一大臼歯)に金属のかぶせものがセットされています。

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左下大臼歯2本(画像左側より第二大臼歯にゴールドクラウン(金合金)・第一大臼歯に銀歯(金銀パラジウム合金))に金属のかぶせものがセットされている頬側面観の写真

頬側面観です。

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既に神経を取ってあり、メタルコアとメタルクラウンがセットされている左下第一大臼歯、左下第二大臼歯のデンタルレントゲン写真

デンタルレントゲン写真です。

歯根の先端(根尖:こんせん)周囲に透過像があり、慢性的な炎症(根尖病変)が存在しています。

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左下第二大臼歯頬側歯肉に、根尖病変の膿による膨らみが存在している部分を矢印で示した写真

根尖病変の膿による膨らみが存在しています。(矢印)

金属のかぶせものとメタルコア(金属支柱)を取り除き再根管治療を行い、セラミック修復を行います。

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左下奥歯の「金属のかぶせもの」の除去のため、ラバーダムを装着した写真

金属除去ですのでラバーダムを装着し金属切削片から口腔粘膜を保護します。

※画像左から3番目:左下第二小臼歯の金属は除去してコンポジットレジン修復を終えています。

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ラバーダムを装着し左下第二大臼歯の金属冠を除去して内部のメタルコアが見えている写真

まずは金属のかぶせもの(メタルクラウン)を除去して、クランプを掛け直しました。

メタルコアが見えています。

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ラバーダムを装着し左下第二大臼歯のメタルコアを分割して除去した写真

メタルコアも分割して慎重に取り除きます。内部はとても黒くなっています。

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左下第二大臼歯1本の歯から取り除いた金属、金属冠とメタルコアの写真

1本の歯(左下第二大臼歯)から取り除いた金属です。銀合金であるメタルコアは黒くなっています。

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ラバーダムを装着し左下第二大臼歯にサーマフィルのシステムで垂直加圧根管充填を行った写真

再根管治療を行い、サーマフィルのシステムで垂直加圧根管充填を行います。

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ラバーダムを装着し左下第二大臼歯にサーマフィルのシステムで垂直加圧根管充填を行った咬合面観の写真

垂直加圧根管充填を終えました。

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左下第二大臼歯に焼成前の紫の状態(ブルーステート)のe.maxクラウンの適合を確認している写真

支台築造後にセラミック修復を行います。

適合の確認後、裂溝のディテールアップと研磨を行い、焼成することで歯冠色になり強度も増します。

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左下第二大臼歯に焼成後のe.maxクラウンをレジンセメントで接着した写真

まずは左下第二大臼歯のセラミック修復まで終わりました。

治療前に存在していた根尖病変による膨らみも消失しています。

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ラバーダムを装着して左下第一大臼歯の金属の除去の準備をした写真

続いて左下第一大臼歯の金属除去から治療を開始します。

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ラバーダムを装着し左下第一大臼歯の金属冠を除去して内部のメタルコアが見えている写真

金属のかぶせものを除去しました。メタルコアが見えています。

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ラバーダムを装着し左下第一大臼歯のメタルコアを分割して除去した写真

メタルコアも除去しました。

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左下第一大臼歯1本の歯から取り除いた金属、金属冠とメタルコアの写真

左下第一大臼歯から取り除いた金属です。

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ラバーダムを装着し左下第一大臼歯にサーマフィルのシステムで垂直加圧根管充填を行った写真

再根管治療を行い、サーマフィルのシステムで垂直加圧根管充填を行います。

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ラバーダムを装着し左下第一大臼歯にサーマフィルのシステムで垂直加圧根管充填を行った咬合面観の写真

垂直加圧根管充填を終えた状態です。

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左下第二大臼歯、左下第一大臼歯の再根管治療を行い、垂直加圧根管充填を終えた状態のデンタルレントゲン写真

再根管治療後に垂直加圧根管充填を終えた状態のデンタルレントゲン写真です。

根尖部分にあった透過像が無くなりつつあるように見えます。

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左下第一大臼歯にファイバーポストを用いた支台築造と支台歯形成を終えた写真

支台築造と支台歯形成を終えました。

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左下第一大臼歯に焼成前の紫の状態(ブルーステート)のe.maxクラウンの適合を確認している写真

セレックによるセラミック修復を行います。

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左下第一大臼歯、左下第二大臼歯のセラミック修復を終えた完成時の写真(咬合面観)

3段階の接着準備を行い、乾燥状態でレジンセメントで接着し、咬合調整と仕上げ研磨を終えました。

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左下第一大臼歯、左下第二大臼歯のセラミック修復を終えた完成時の写真(頬側面観)

大臼歯小臼歯の場合、マージンラインは歯肉同縁(歯ぐきと歯の境目にかぶせものの継ぎ目を設定する)とし、

審美性の追求のために歯肉縁下にマージンラインを設定することは好みません。

スキャニング時のテクニックエラーを減らすこと、清掃性の確保と、万が一の再治療時に歯質が残っている方が好都合であるためです。

現在のレジンセメントは接着力が強いのは良いことですが、余剰セメントが歯肉溝に残ったままになると後々の炎症(歯肉炎・歯周炎)の原因になりますので、セメント除去には細心の注意が必要です。

検診を兼ねたクリーニングを、弊オフィスでは顕微鏡下で録画しながら行うのは、余剰セメントをチェックするためでもあります。

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左下第一大臼歯、左下第二大臼歯のセラミック修復を終えた完成時の写真(舌側面観)

このケースでは一切の外注なく、治療のすべてを私が行っています。

左下大臼歯2本(画像左側より第二大臼歯にゴールドクラウン(金合金)・第一大臼歯に銀歯(金銀パラジウム合金))に金属のかぶせものがセットされている舌側面観の写真

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左下大臼歯2本の「金属のかぶせもの」をセラミック修復したビフォーアフター術前術後のGIF動画

U・Mさん、よくぞ頑張られました。

私も歯科医師冥利に尽きます。

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広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス

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