セラミック歯科広島
2025.5.14
右下第二小臼歯の金属を除去してセラミック修復しました。2025.05.14
広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス 代表 三好龍治です。
U・Sさんの最初の治療として、右下第二小臼歯の金属を除去してセラミック修復します。
緊急性のある歯が無い場合、治療への慣れと信頼関係の構築のため、比較的容易な歯から治療することをお勧めしています。
初回から難易度マックスの歯を私たちが精一杯治療したとして、患者さんが「疲れた」感を過剰に発露されると
こちらのメンタルがもたないため、その後の治療をお断りせざるを得ない場合があるからです。
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金属除去ですからラバーダムを装着し金属切削片から口腔粘膜を保護します。
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まずは金属を除去しました。
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過去にこの部分がむし歯になって金属がセットしてあったわけですが、その内部が皮肉にもこのようになっています。
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除去した金属の内面です。
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「また新しい金属を作って自分の大切な歯に是非セットしたい」気持ちの対極の気持ちを抱きます。
家族に出来ない治療は患者さんにも致しません。
※弊オフィスは保険診療のお取り扱いはございません。(保険医登録していません)
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ある程度形成し、う蝕検知液を用いて軟化象牙質(=むし歯)を染色します。
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染色と切削を繰り返し、染まらない状態になりました。
茶色に見えても染まらない部分はこれ以上切削しません。
顕微鏡下で録画しながら行い、ビデオを一緒に見ながら解説します。
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セレックプライムスキャンでスキャニングし、迅速にセラミック修復物をデザインします。
初回のセラミック治療時には設計のデモンストレーションを行います。
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セラミックブロックから削り出します。
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このケースではe.max®ブロックから削り出します。
ミリングマシンのスタートボタンを患者さんに押していただきます。
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削り出しを終えました。
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余分なノブを修正し、適合と隣接歯との接触圧のチェックを終えました。
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裂溝のディテールアップと研磨を行い、840度で約20分真空焼成します。
焼成することで結晶構造が揃い歯冠色となって強度も増します。
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セラミック修復物の接着面をフッ化水素酸で処理します。
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乾燥状態で3段階の接着処理を行い、レジンセメントで接着します。
光照射してレジンセメントを硬化させている場面です。
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咬合調整と仕上げ研磨を終えました。
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U・Yさん、まずは1本目が無事に終わりました。
励みになる嬉しいお言葉を頂きありがとうございます。
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広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス