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メタルフリー歯科広島
2023.3.22
治療の難しい位置のむし歯治療の方法 2023.03.22|見えない・届かない|左下第二大臼歯
左上第二大臼歯の頬側がむし歯になっています。
むし歯はハミガキしにくい部分になるわけですから、すなわち治療しにくい部分と言えます。
ドリルは大きさがあり作業スペースが必ず必要です。正確に切削することが難しい位置です。
ここからは顕微鏡を下ろし、ビデオ録画しながら治療を開始します。
バキュームのアダプター(Mr.thirsty)を装着して、唾液の汚染を防ぎつつ、
デンタルミラーを見ながら、軟化象牙質を出来るだけエキスカベータで取り除いていきます。
う蝕検知液で軟化象牙質(=むし歯)を染めます。
水洗して染まった部分をエキスカベータでさらに取り除きます。
かなり深いむし歯でした。
軟化象牙質の除去を終えましたので、ここからはエッチング・接着処理・コンポジットレジンの充填を行います。
現代の接着材やコンポジットレジンといった歯科材料は、青い光で反応硬化するように設計されていますので、
接着処理の段階から、顕微鏡の光にオレンジのフィルターを掛け、青い波長を減らして治療を行います。
このケースでは流動性のあるフロータイプのみで充填すると、重力で際限なく流れ、
後の形態修正が大変なことになりますので
底面にのみフロータイプを流し込み、表面は粘土状のパテタイプを圧接しました。
仕上げ研磨を終えました。
Y・Sさん、直後はしみやすいかもしれませんのでお大事に。
広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス