メタルフリー歯科
2021.9.22
スクリューポストの周囲は空洞になっていました。2021.09.22
右下第二大臼歯の金属のかぶせものを除去して再根管治療を行います。
初診時のレントゲン写真です。
右下第二大臼歯の遠心根にはスクリューポストが入っていると考えられます。(矢印)
近心根は手つかずに近い状態と考えられます。
金属を切削しますのでラバーダムを装着して粘膜を金属切削片から保護します。
金属切削片が口腔粘膜と触れることで、メタルタトゥー(金属刺青)や金属アレルギーを
引き起こす可能性があります。
5倍速コントラで切れ目を入れて除去しました。
※弊オフィスでは歯科独特のイヤな音を発するエアータービンは使用していません。
除去した金属のかぶせもの内面です。
弊オフィスでは自分が受けたい治療のみを行うことと決めていますので、金属のかぶせものはセットいたしません。
中央部の色が白っぽい部分はレジン系(プラスチック)の素材で埋め戻されていますので除去していきます。
スクリューポストの頭が見えてきました。
周囲のレジンを慎重に取り除いていきます。
スクリューポストのが入っている周囲のレジンには大きな空洞がありました。(顕微鏡画像)
レジンの充填時に気泡が残った可能性と、充填後に内部の体積が減少して空洞となった可能性が考えられます。
無事にスクリューポストの除去を終えました。
ゴールド色ですがゴールドではありません。
スクリューポスト除去直後の根管の様子です。
残りのレジンを取り除き、オレンジ色に見えるガッタパーチャを除去して
次回より本格的に再根管治療を行います。
除去したスクリューポストです。
全長約9.5㎜です。
ネジであるがため、歯に対してストレスを加え、割る力として作用します。
(歯質にくいこませずレジン内にただ置いただけの場合を除く)
弊オフィスではスクリューポストも廃止しています。
K・Yさん、次回からの再根管も頑張っていきましょう!
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)