顕微鏡根管治療広島
2020.12.29
治療途中であった左下第一大臼歯の根管充填を終えました。2020.12.29
画像中央:左下第二大臼歯の治療が途中の状態です。
いかなる段階からでも弊オフィスにて問題なく治療を開始できます。
とはいえ、できるだけ手が入っていない段階・状態の方が嬉しいです。
このケースにおいても歯髄腔の過拡大(削りすぎ)の傾向を感じます。
(後だしじゃんけんであり、元の状態を見ていないので断言はできません)
咬合面は部分的に厚みが薄い状態になっている所もあり、咬んで割れたり折れたりしないか不安です。
歯質を出来るだけ残すのは当然ですが、力学的に非合理的な薄さで残したり、
咬合力によって深くヒビが入るような残し方は本末転倒と考えます。
歯科用CTによる立体画像です。
矢印部分に病変が形成されています。
初診時(1回目)の治療カウンセリングの後、治療をご決断です。
いよいよ2回目のご来院からラバーダムを装着して治療の開始です。(2020.12.03)
(原則的に初診時には不可逆的な治療行為は行いません。)
割れる可能性のある薄い部分を修正し、歯質の封鎖を取って内部を洗浄しました。
この状態から近心2根管+遠心2根管=計4根管の根尖(歯根の先端)までを攻略します。
根尖からの排膿があり、綿球が膿を吸収しています。(2020.12.22)
状況確認のためのデンタルX線写真です。(2020.12.22)
いよいよ本日、特に痛みなく、排膿もないことから根管充填に進みます。
電気的根管長測定を行っている場面です。
薬液洗浄後に超音波水流でリンスし、滅菌ペーパーポイントで吸水乾燥します。
まずは遠心2根管の垂直加圧根管充填を行います。
サーマフィルを用いています。
根尖まで無事に充填出来てホッとしますが、歯質が薄い部分は残念ながら戻りません。
そうならないようにするのが最も重要です。
Y・Mさん、後で少し痛みが出るかもしれませんのでお大事に。
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)