顕微鏡根管治療広島
2020.7.29
ブリッジを切断して左上奥歯の再根管治療を行いました。2020.07.29
左上第二小臼歯の欠損を補綴(ほてつ)するため、④5⑥ブリッジがセットされています。
矢印の左上第一大臼歯の根尖部分に病変が形成されています。
根管治療の不備およびブリッジによる咬合力の負担増が病変形成の病因と考えられます。
ブリッジを除去して負担を取り除くとともに、再根管治療を行います。
欠損している左上第二小臼歯部分はインプラント治療によって補綴します。
実際の左上奥歯です。
ブルーのレジンで保護している部分が欠損歯(=第二小臼歯)です。
金属を切削しますのでラバーダムを装着して粘膜を切削片から保護します。
ブリッジのポンティック部分(欠損している部分をあるかのように見せている部分。ダミー)の切断と、
かぶせものの除去を終えました。
メタルコアではなく、セメント築造がなされています。
除去したブリッジのポンティック部分の底面には歯石が白く付着しています。
歯石とはプラークが石灰化したものですので、絶えず毒素が放出されている病原物質です。
セメント築造を取り除きましたら、ここからはいつものように再根管治療を行います。
電気的根管長測定を行っている場面です。
薬液洗浄と超音波リンスを行い、滅菌済みのペーパーポイントで吸水乾燥します。
サーマフィルによる垂直加圧根管充填を行います。
根管充填後のデンタルX線写真です。
3根とも根尖(歯根の先端)まで到達できて安堵します。
K・Sさん、治療のスタートが順調な滑り出しで良かったですね。
後で少し痛みが出るかもしれませんのでお大事に。
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)