三好デンタルオフィス

メタルコアを分割する動画、顕微鏡は重要です。2016.10.22

 

左上第一大臼歯に大きなメタルコアとメタルクラウンがセットされています。

 

いつものようにラバーダムを装着してから金属を切削します。

 

まずはメタルクラウンを除去しました。

中央に保持孔があり、クラウン側の凸とメタルコア側の凹が嵌るようになっています。

 

除去したメタルクラウンです。

 

ここからはマイクロスコープ（顕微鏡）下で慎重に分割していきます。

とてもルートトランクの長い歯ですのでメタルコアも長いものがセットされています。

とにかく慎重に確認と切削を繰り返します。

ドリルで歯を貫通するようなミスがあっては絶対になりません。

 

二分割して無事に除去できたメタルコアです。

メタルコア除去後の歯の状態です。

白く見えるセメントを超音波スケーラーで除去していきます。

 

セメントの除去を終えました。

 

次回からの再根管治療に備えて、根管口付近のガッタパーチャ（ゴムの一種の根管充填材）を

超音波スケーラーである程度除去しておきます。

 

治療用顕微鏡（マイクロスコープ）は歯科治療にもはや欠かせないものです。

根管治療やメタルコアの除去時には安心をもたらしてくれます。

除去できないメタルコアはないと断言できる所以です。

 

H・Hさん、なかなか巨大なメタルコアでしたが無事に除去できて嬉しいです。

 

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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円（かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの）・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円（税抜）

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