顕微鏡根管治療広島
2016.3.17
歯根の病変から腐敗した浸出液が出てきたケース(動画) 2016.03.17
左下第二小臼歯の根の先端(根尖)に大きな病変(黒い部分)が形成されており、痛みと腫れが出ています。
金属がセットなされていますが、そうなる前のむし歯の状態がひどく、神経(歯髄)まで細菌が及んでいたことが考えられます。
根管内の神経が死んでいることから根管治療を行います。
実際のおくちです。
画像中央の歯が第二小臼歯です。両サイドにも金属がセットされており、我が国の「ふつう」とされる状態です。
金属インレーはまだ新しいとのことです。
ラバーダムを装着してから5倍速コントラで金属を切削していく動画です。
大きな金属であっても周囲から汚染されています。
金属で何度治しても治らないと私は考えています。
顕微鏡ミラー像です。セメント裏装を除去しました。
歯髄腔へ交通する穴があり、むし歯を除去した際に神経まで及んでいたことが推測されます。
切削を進めますと、歯髄腔がはっきりと見えてきましても歯髄が無く、出血もありません。
細菌感染によって歯髄が壊死もしくは壊疽を引き起こしていることがわかります。
細いファイル(ヤスリ)で根管治療を行います。
歯髄腔をヤスリがけしてきれいに整える処置です。
ヤスリがけしましたら内部から変性した歯髄が黒く出てきました。
ペーパーポイントで吸水しますと腐敗臭のする黒い浸出液が根尖から出ていることが判ります。
ペーパーポイントのアップです。
本日は薬液洗浄して封鎖を行い、次回に備えます。
病変が消失して痛み、腫れが無くなることを期待します。
T・Rさん、この歯が助かりそうで安心しました。
治療の後は腫れたり痛んだりする可能性がありますのでお大事に。
もしよろしければ
ブログランキングに投票のため、このリンクのクリックお願いいたします。
顕微鏡根管治療を行う広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)