三好デンタルオフィス

保持孔のあるメタルボンドとメタルコアの除去 2016.02.10

 

 

左下第一大臼歯にメタルコアとメタルボンド（陶材焼き付け金属冠）がセットされています。（レントゲン写真）

 

実際のおくちです。色調の異なる中央の歯がメタルボンドです。

 

いつものようにラバーダムを装着してから5倍速コントラで切れ目を入れますが

動かしてもびくともしません。

保持孔に突起が嵌合している可能性が高いため、保持孔の周りも削ります。

 

そうしましたら無事に周囲が取れました。

中央部には嵌まり込んだ部分が残っています。

 

嵌まり込んでいた部分も除去しました。

メタルコアの中央部に保持を目的とした保持孔が設けられています。

とにかく取れなければいいという状態です。

 

嵌まり込んでいた「へそ」の部分と周囲です。

 

メタルコアも顕微鏡下で慎重に二分割しました。

できるだけ歯に応力がかからないようにします。

 

まずは近心部分が取れました。（顕微鏡画像）

 

続いて遠心側も取れました。

 

メタルコアを除去した歯の状態です。

本日この後、再根管治療のさわりまで行いました。

 

除去したメタルコアです。

微生物の頭部を電子顕微鏡で見たときのような雰囲気です。

※弊オフィスでは金属を使用してるメタルボンド及び、メタルコアは完全に廃止しています。

 

O・Mさん、今回も無事取れて安心しました。

次回で再根管治療は決着がつきそうですので楽しみです。

 

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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円（かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの）・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円（税抜）

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