三好デンタルオフィス

メタルインレーの内部はこうなっていますので、、、。2016.01.07

 

写真中央の左上第一大臼歯のメタルインレーを除去して、セレックワンデイ治療を行います。

 

金属を除去しましたら内部はこの状態です。

内部の状態もさることながら、金属との接合部から歯肉寄りの部分にびっしりとプラークが蓄積し、むし歯になっています。

金属と歯は熱膨張率が異なりますので、適合の良否や技術の良し悪しを超えた次元の問題を抱えています。

つまり金属治療において適合性を追求すること自体がすでにナンセンスとさえ私は考えます。

仮に適合が良好であったとしても、金属と歯の間には細菌のレベルで考えれば隙間があるのと同じです。

現在ではセラミック修復物をレジンセメントを用いて、いかにきちんと歯に接着するかということが大切と考えています。

金属除去時と接着時にラバーダムを装着することは基本中の基本です。

 

残りの金属も除去しました。

これを綺麗にして型取りし、また金属を製作し、一週間後にセットし、保険請求することは私にはできません。

 

金属の内面です。

伝統工芸品のハサミの錆出し仕上げのような様相を呈しています。

これを味噌汁に浮かべて子どもに飲ませることはできませんので患者さんにも金属治療はいたしません。

金属治療を行うことが「保険の範囲で治療してくれる良い先生」であるとすれば私はなんと思われても構いません。

男として、父として、自分が正しいと考える治療方法を実践していくのみです。

 

本日はお二人の初診の患者さんがお越しになりました。

「「世界最高レベルの追求」という表現にゾクゾクしました。」

「保険を辞めるというのはただならぬ覚悟だと思います。」

と、とても励まされるお言葉を頂戴しましたので気持ちが高ぶっています。

今年もアクセル全開で手加減なく突き進むことが弊オフィスの使命だと改めて認識いたしました。

 

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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円（かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの）・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円（税抜）