三好デンタルオフィス

ゴールドインレーの内部の汚染　2015.02.07

 

左下第一大臼歯のゴールドインレーを除去します。

金合金インレーは銀合金よりも歯への馴染みが良いとされています。

純金は金属アレルギーを引き起こしにくいことは判っていますが

歯科治療に使われる金合金には他の金属も混じっています。

熱膨張率が歯・セラミックよりも大きいことも問題です。

 

まずは除去しました。

この写真からは銀合金よりも優れている点は判別できません。

第二大臼歯側の遠心部分は過去の治療において大量のセメントで充填なされています。

セラミック治療が進歩した現在においては

ゴールド（金合金）で治療する意義は無くなったと私は考えています。

 

過去のセメントなど全ての人工物を除去し、う蝕検知液での染色・切削を終えました。

写真左側、遠心隣接面は歯肉縁下カリエスになっています。

 

マトリックス（隔壁）とコンポジットレジンでビルドアップし

歯肉縁上にマージン（セラミックとの境界）を構成します。

この後、セレックでスキャニングし、セラミック修復物を即日製作します。

 

適合の確認後、たっぷりのレジンセメントで接着します。

ラバーダムを装着し、口腔内の水蒸気を遮断します。

 

咬合調整と仕上げを終えました。

通常ですと写真左側の第二大臼歯も同時に治療しますが

レントゲンにおいて第一大臼歯のかつてのむし歯が深いことが判っていましたので

1本だけ治療しています。

 

F・Nさん、本日もまたひとつ金属が無くなりました！

 

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※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述

すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円（かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの）・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円（税抜）

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