三好デンタルオフィス

メタルインレーの両隣接面がむし歯になっているケース 2015.11.17

金属の表面には電荷が分布し、細菌（むし歯菌を含む）が付着しやすいことが判っています。

つまり、金属に接触している歯の表面はむし歯になりやすいと言えます。

 

この写真からすでに判りますが、金属に接している両隣の歯がむし歯になっています。

金属がセットされている中央の歯にも金属と歯の間に隙間があります。

 

ラバーダムを装着してから金属を切削して除去しました。

周囲からの漏洩を示唆しています。

 

奥側の第二大臼歯、金属と接していた部分です。

 

手前側の第二小臼歯、金属と接していた部分です。

 

メタルインレー（金属のつめもの）でなくてもむし歯になっていた可能性は否定できませんが

金属がむし歯の発生リスクを高め、悪影響を与えてることは事実です。

本日は両サイドの歯のコンポジットレジン充填と、金属除去後にデンティンシールまで行いました。

次回、仕上げとスキャニングをしてセラミック修復物を接着しますのでこの部分は2回で完成予定です。

 

T・Yさん、これからどんどん進めていきましょう！

 

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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円（かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの）・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円（税抜）

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