三好デンタルオフィス

ブリッジのかぶせもの内部で歯が崩壊していたケース 2015.06.30

 

左上大臼歯部分に金属ブリッジがセットされています。

両端の歯で中央の欠損部分を橋渡しして支える治療法につきブリッジと呼ばれています。

 

ラバーダムを装着し、連結部分を切断しましたら、ボロッと後ろ部分が取れました。

 

レントゲンでも把握していたことですが、内部はむし歯で崩壊し、3本の歯根が分離しています。

つまりブリッジの奥側は完全に浮いていて、手前の歯のみによって支えられていた状態でした。

この状態では残念ながら手の施しようがありませんので、この後抜歯いたしました。

こうなってしまうので弊オフィスでは臼歯部のブリッジ・入れ歯を廃止しています。

 

除去したブリッジ奥側です。

白い付着物はプラーク（細菌塊）です。

この部分で細菌が培養され、口腔内に出て行っていたと考えられます。

 

「この状態だと内臓にも良くないでしょうね」とN・Sさん。

私もそう思います。

おくちは消化器系の入り口です。

一般的に、消化器系の悪性新生物の治療には莫大な金額がかけられますが、

おくちにはお金も時間もかけないのが我が国の「普通」と考えられます。

おくちのケアに欧米並の注意が払われるようになってこそ真の先進国と考えます。

医療機関が金属治療を行いながら予防歯科を謳うのは矛盾しています。

矛盾やブレるのを嫌い、私は保険医登録を辞退し、保険指定医療機関の指定を辞退しています。

 

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※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述

すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円（かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの）・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円（税抜）

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