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メタルフリー歯科広島
2014.5.24
コンポジットレジンとファイバーポストによる支台築造
基礎となる土台を設ける処置を支台築造(しだいちくぞう)といいます。
まずは金属の除去時の写真です。(右上ミラー像)
ラバーダムを装着し金属を除去しました。
一般的にはメタルコアが用いられています。
第一大臼歯のメタルコアを除去しました。
第二小臼歯のメタルポスト(パラレルポスト)を除去します。
スクリューでないポストの除去は回転させても取れませんので
困難を極めます。
もし仮に金属支柱を使用するのであれば
スクリュータイプを歯質に食い込ませず、内部にそっと留置する程度が
良いと思います。
※弊オフィスでは天然歯に対して一切の金属を使用いたしません。
顕微鏡根管治療を行い、サーマフィルにて垂直加圧根管充填を行います。
2本の歯の根管充填を終えました。
コンポジットレジンとファイバーポストで支台築造を行います。
高く盛り上げる際にグラスファイバーの支柱を用います。
大臼歯の場合は残根状態の歯でなければコンポジットレジンのみで築造します。
つまりファイバーポストはコンポジットレジンの垂直盛り上げの強度不足を補う程度と
考えており、歯質と密着させて抵抗力を得ることは目的としていません。
すべての処置に置いて、力がかかったときに歯が犠牲にならないことを
最重要視しています。人工物が壊れるべきです。
天然の歯の価値の前では、どんな人工物も誤差範囲の価値にすぎないと考えるからです。
基本的には歯の外形と相似になるように支台歯形成します。
一切の金属を使用していない状態です。
プラスチックの仮歯を調整して仮留めします。
仮歯の状態のまま、次回から第二大臼歯の金属除去を行い、
先に完成させてから手前の2本の歯をバランスとってセットします。
融通性の低い小さい治療から先に仕上げて、融通性の高いかぶせものを
あとで仕上げます。
ですので、1本だけの歯の治療を行ったのでは
治療メリット(効果)が最大にはなりません。
家族に治療をするとすれば、最大の効果が出るようにします。
ですので患者さんにも同じようにしたいのです。
K・Sさん、難関も終わりまして、残る根管治療は1本だけとなりました。
最後の歯も全力で臨みます。
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※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)