三好デンタルオフィス

メタルコアの除去 内部の亀裂（クラック）

右上ミラー像です。

写真中央の第一小臼歯にメタルボンドがセットされています。

歯頸部にはコンポジットレジンでのリペア痕があります。

ラバーダムを装着し、切削を始めます。

メタルボンドは金属フレームに陶材を焼き付けたかぶせものですので

金属切削片が出ます。

メタルボンドを除去しましたら内部のメタルコアが見えてきました。

歯頸部のリペア部分には深い穴が形成されていました。

歯肉退縮によるメタルボンドと歯質のマージン露出を

コンポジットレジンで修正するための保持孔であったのかもしれません。

この穴からも漏洩しています。

メタルコアの除去も終えました。

う蝕検知液で染色後、水洗しました。

亀裂（クラック）が見受けられます。

メタルコアの金属イオンによるものと考えられる黒変も見られます。

次回より再根管治療を行い、クラックの追求・清掃後に

内部にファイバーポストとコンポジットレジンで接着修復し、

クラックが拡がらないようにします。

除去したメタルボンドクラウンとメタルコアです。

　

T・Cさん、本日も金属が2個無くなりました。

完全に割れてしまう前で良かったです。

　　

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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円（かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの）・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円（税抜）

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