三好デンタルオフィス

歯根破折の歯の抜歯 メタルコアによる可能性大です。2014.02.15

 

メタルコアは歯にクサビを打ち込んでいるのと同じと考えられます。

また、横方向の力がかかれば、メタルコアを支点として歯が割れます。

つまり、歯の内部には歯よりも強いものをセットしてはならないと考えています。

右上犬歯が破折（はせつ）してメタルコアから脱離しています。

いわゆる「差し歯」が取れた状態です。

脱離したメタルコアと前装鋳造冠が一体化したものです。

割れ方によっては助かることもありますが

このケースでは抜歯せざるを得ないと判断しました。

無事抜歯を終えました。

 

根の2/3に及ぶ部分が破折しています。

弊オフィスではメタルコアを廃止し

グラスファイバーと強化プラスチック、もしくは強化プラスチックのみの

支台築造にしています。

 

強い力がかかった場合には、代わりの利く人工物が壊れるべきだと考えるためです。

メタルコアを装着した上に、セラミックの歯を被せたとしても

根本的な解決にはなりませんしメタルフリーともいえません。

 

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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円（かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの）・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円（税抜）

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