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メタルフリー歯科広島
2013.1.8
本日の金属除去 その1 2013.01.08 |左上第一大臼歯の銀歯をはずす
今週から治療も本格始動です。
I・Rさんの左上第一大臼歯の金属を除去します。(ミラー像)
基本的に失活歯から治療を開始します。
再根管治療に回数がかかるためです。
金属除去ですからラバーダムをして粘膜を切削片から守ります。
5倍速コントラで切れ目をいれます。
針状の金属切削片が大量に出ます。
無事、金属冠(FCK・FMC・全部鋳造冠)が除去できました。
内部にはメタルコアがセットしてあります。
メタルコアも無事除去できました。
白い部分は厚いセメント層です。
内部には唾液が侵入して黒変しています。
セメントを除去しました。
オレンジ色に見えるのは根管充填材であるガッタパーチャです。
ガッタパーチャは天然ゴムの一種です。
顕微鏡を用いながらガッタパーチャをある程度除去しました。
先端までは次回以降攻略を目指します。
近接している歯ぐきには黒いメタルタトゥー(金属片による刺青)が見えます。
過去の治療時に金属切削片が迷入した可能性があります。
内部まで唾液が浸入し茶色になっています。
除去したメタルコアです。
非常に黒くなっています。内部まで唾液の浸入を示唆しています。
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「どの歯の内部もこうなっていますね」とI・Rさん。
治療が進んできますと説明しなくても的確なコメントをなさいます。
歯科治療は職人の仕事ですので治療の出来の綺麗・汚いに説明は不要ですし、
綺麗であることが最も力学的にもバランスがとれた状態だと考えています。
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