セラミック歯科広島
2020.11.21
右上奥歯の金属インレーを除去しセラミック(e.max)修復しました。2020.11.21
画像左端:右上第二大臼歯の金属を除去してセラミック修復を行います。
金属を除去しますと、いつものように内部は汚染されています。
金属治療は「嵌め込み細工」のようにすることで外れにくくはなっていますが、
漏洩していても外れてくれない負の側面があり、むし歯になったことで金属をセットしているのにも関わらず
まさにその部分から漏洩するという不条理が発生してしまいます。
画像のこの部分を交通した唾液を絶えず飲み込んでいると敢えて表現すれば、
れが好ましくないことに説明は不要と考えます。
除去した金属の内面です。
まるで牡蠣の殻のようテクスチャーです。
古いセメントを取り除き、う蝕検知液でむし歯の染色と切削を繰り返し、
デンティンシール(象牙質保護)を行ってからセレックでスキャニングします。
このケースでは画像右隣の第一大臼歯の金属イレーの形態は悪くなかったためそのままにしていますが
遠心側に突出が強かったり、接する部分の形態が悪い場合は適宜修正します。
形態の不適切さが限度を超えているようであれば、2本同時に治療することもあります。
セレックでスキャニングして3Dデータ上でセラミック修復物をデザインします。
このケースではセラミック修復物の形は∞(無限大)のマークのような形状になり、
くびれ部分に最も応力がかかります。
なおかつ最後臼歯であるため、強度に優れた 二珪酸リチウム(e.max)で製作します。
焼成前のブルーステートでミリング(切削)し、840度で約20分間クリスタライゼーションします。
焼成を終えたセラミック修復物を酸処理・接着処理し、乾燥状態で歯に接着し、
咬合調整と仕上げ研磨を終えました。(ワンデイ(一日)治療)
今後、順次金属を除去していきます。
A・Aさん、次回も楽しみです!
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)