歯周病再生治療広島
2024.2.3
右上臼歯の歯周病再生治療を行いました。2024.02.03|顕微鏡歯周病治療
右上小臼歯と大臼歯の歯周病再生治療を行います。
CT画像です。
舌側は右上第一大臼歯の歯根分岐部に骨欠損が生じています。
表面麻酔の後、局所麻酔の注射を行い、歯肉弁を剥離します。
同じく口蓋側(舌側)も剥離します。
周囲の肉芽組織と歯根表面の歯石を超音波スケーラーで取り除きます。(顕微鏡動画)
処置は顕微鏡(マイクロスコープ)を覗いて録画しながら行います。
ハンドスケーラー(ハンドキュレット)を用いてさらに肉芽組織と歯石を取り除きます(ルートプレーニング)。
頬側のルートプレーニング(歯根表面の滑沢化)を終えました。
口蓋側にも同じく行います。
舌側の骨欠損部分もルートプレーニング(歯根表面の滑沢化)を終えました。
抗生物質を生理食塩水で溶き、ガーゼに染み込ませて圧迫し、止血と表面処理をします。
歯周組織再生材料であるエムドゲイン®を準備します。
予め骨移植材と混ぜて準備します。
エムドゲインを塗布し、骨欠損部位および歯根周囲に骨移植材を填入します。
ある程度流出することを想定して多めに填入します。
縫合前に残ったエムドゲインを注入します。
抜糸不要な吸収性の縫合糸で垂直マットレス縫合を行います。(口蓋側)
頬側です。
パックをして創を保護して、骨欠損部位の歯槽骨が再生することを祈ります。
パックは劣化して取れることを想定しています。
K・Mさん、本日もよく頑張られました。
次回は下顎ですね。
広島市の自由診療専門の歯科 三好デンタルオフィス