セラミック歯科広島
2026.1.30
ヒビが痛みの原因?亀裂のある左上奥歯のセラミック治療 2026.01.30|割れを防ぐ

広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス 代表 三好龍治です。
N・Iさんの初診時の状態です。
左上第一大臼歯にアマルガム充填がなされています。(アマルガム:水銀と金属粉末の合金)
先月末に鋭い痛みが出たものの今は治まっているとのことです。
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初診時のデンタルレントゲン写真です。
矢印部分に亀裂(ヒビ・割れ)がある可能性があります。
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口蓋側面観です。
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実際に矢印部分に亀裂(ヒビ・割れ)がありました。
この亀裂(ヒビ・割れ)が痛みの原因と断定は出来ませんが最も可能性が高いため
これ以上割れないように咬合面を保護するためのセラミック修復治療を行います。
痛みの原因で無かったとしても、このまま放置すれば歯を失う可能性が著しく高まります。
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念のため、電気歯髄診断器で歯の神経(=歯髄)の生死を確認します。
一旦痛くなった後、治まった場合、歯髄が死んで痛みが無くなっていることがあるからです。
N・Iさんのこの歯は正常値でありましたので神経の生きている生活歯と判断出来ました。
※電気歯髄診断に反応しない死んでいる失活歯の場合は根管治療を行い歯冠修復します。
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いよいよ本日、亀裂を含むように咬合面を形成切削し、セラミックの即日製作・セットまでを行い、
1回の治療で完成を目指します。
金属除去および神経(=歯髄)に近い部分の治療になる可能性があるためラバーダムを装着し、
金属切削片が口腔粘膜に触れることを防ぎ、万が一露出した歯髄に唾液が接触しないようにします。
弊オフィスでは朝から晩までラバーダムを使用していますのでノウハウを蓄積しています。
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水銀と金属粉末の合金であるアマルガムを切削して除去しました。
切削時には有害な水銀蒸気が出ますので必要十分な注水による冷却とバキュームが重要です。
弊オフィスでは、私が十分な性能と考えるドイツ製歯科治療ユニット(SIRONA TENEO)を使用しています。
金属切削片が口腔粘膜に触れると金属アレルギーを引き起こす可能性がありますのでラバーダムが欠かせません。
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これ以上の亀裂(ヒビ・割れ)を防ぐため、咬合面をカバーする形成切削を行います。
矢印部分に亀裂(ヒビ・割れ)があります。
この歯に対する治療としての最優先事項は割れて歯を失う=抜歯を防ぐことです。
その目標の為には、削る削らない・少しでも歯を残すといった能書きは意味を成しません。
職人としてセラミック接着修復による保護効果を合理的に得られる形成切削をします。
歯科治療不信を由来とする「出来るだけ残したい」といった要求は、一般的に歯科医師の判断を狂わせ
結果として歯を失うリスクが高まる可能性があります。
弊オフィスでは職人として私が正しくないと考える方法は致しません。
なぜこうする必要があるのか、の説明に時間をかけています。
※N・Iさんがこういった要求をなさったわけではありません。一般論としてです。
※近年では、弊オフィスのほぼ全ての患者さんにおいて、説明後「お勧めの方法で」と委任下さり
歯科医師としてストレスなく存分に腕を振るえる状態となっていることを感謝致します。
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顕微鏡下でビデオ録画しながら、う蝕検知液で染色と切削を繰り返し、咬合面を保護する形成を終えました。
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当然のことながら両隣在歯にダメージを与えないように顕微鏡下で形成切削します。
弊オフィスでは朝から晩まで顕微鏡を覗いていますのでノウハウを蓄積しています。
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セレックプライムスキャンでスキャニングします。
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元の歯の形態を参考に新しい咬合面形態をデザインします。
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下顎歯列との咬合接触の強さチェックします。
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セラミックブロックから削り出します。
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強度に優れるe.max®ブロックを用います。
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セラミックブロックからの削り出しを終えました。
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口腔内で適合を確認します。
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両隣在歯との間に50ミクロンの金属板を通して接触強さを確認します。
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歯の溝(裂溝)のディテールアップと研磨を行い、840度で約20分間真空焼成します。
焼成することで歯冠色になり強度も増します。
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接着内面をフッ化水素で酸処理します。
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バキュームをアダプターを装着して唾液と呼気中の水蒸気をコントロールし、
3段階の接着処理を行い、レジンセメントでセラミック修復物を接着します。
光照射してレジンセメントを硬化させている場面です。
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余剰セメントの除去と咬合調整、仕上げ磨きを終えました。
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N・Iさん、最初の治療としては重い内容でしたのでおつかれさまでした。
この歯が長持ちすることを願っています。
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広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス