セラミック歯科広島
2026.2.24
痛みのあった右上奥歯の金属を除去してセラミック修復しました。2026.02.24

広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス 代表 三好龍治です。
右上第一大臼歯に大きな金属修復物がセットされています。
(画像左端:右上第二大臼歯にはアマルガム充填が存在しています)
激しい痛みではないものの不快症状が出ているとのことで治療をご決断です。
この歯のように金属がストラップの様に歯に引っ掛けてある様なパターンは歯にストレスをかけています。
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口蓋側面観です。
中高年以降の方の治療をする場合は、長持ちすることを最優先に考えます。
このケースでも咬合面はセラミックで全てカバーするようにデザインします。
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頬側面観です。
弊オフィスのオープン当初は「出来るだけ削らない」治療をご希望の方が多く、説明に時間がかかっていました。
近年ではブログを見てご来院くださいますので、ある程度のご説明後「おまかせ」での治療が出来ています。
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金属を除去しますのでラバーダムを装着して金属切削片から口腔粘膜を保護します。
予想外に内部のむし歯が深くて露髄(歯の神経が露出すること)した場合、
ラバーダムを装着しておけば唾液による汚染を防ぐことができます。
つまり、ラバーダムは内部と外部を隔てる役割を果たしています。
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まずは金属を外しました。
内部にはグラスアイオノマーセメントと考えられるブルーの人工物が付いています。
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漏洩して内部にも白いプラークが付着しています。
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歯の表面には亀裂(割れ・ヒビ)が存在しています。
う蝕検知液を用いて染まる部分の切削を行い、亀裂についても明らかなヒビの部分を切削します。
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むし歯部分とヒビの追究を終えましたので、圧排ペーストでパックして境目の明瞭化を行います。
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スキャニングの準備が出来ました。
この上部にセラミック修復物を接着することでヒビが拡がることを防ぎます。
近年の接着技術は、歯とセラミックを平面対平面で接着しても十分な接着力が出ることが判っています。
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セレックプライムスキャンでスキャニングし迅速にセラミック修復物をデザインします。
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セラミックブロックから削り出します。
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強度に優れるe.max®ブロックを用います。
ヒビのある歯のケースでは強度のあるセラミックブロックを用いることが重要です。
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e.max®ブロックから削り出しを終えました。
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口腔内で試適します。
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咬合面をカバーすることで接着境界が歯の側面に位置しますので咬合による境目のダメージがありません。
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適合を確認しましたら裂溝のディテールアップと研磨を行い、焼成します。
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840度で約20分間真空焼成します。
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接着内面をフッ化水素で酸処理します。
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バキュームアダプターで乾燥状態を作り出し、3段階の接着準備を行い、レジンセメントで接着します。
こうすることで設計値に近い接着力が出るようにします。
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セメント残りが無いように、しっかりと余剰セメント除去をしますので直後は歯肉が傷ついています。
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アマルガムも今後除去して治療します。
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仕上げを終えた状態です。
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N・Iさん、この歯の不快症状が治まることを祈っています。
直後は少し痛む可能性がありますのでお大事に。
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広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス