顕微鏡根管治療広島
2023.8.3
神経取ったのに違和感があった歯|根管充填からセラミックの歯の完成|2023.08.03
こちらの記事に書きました右下第一大臼歯の根管充填からセラミックの歯のセットまでを終えました。
「神経取ったのに違和感がある歯|根管治療のやり直し 2023.07.07|右下第一大臼歯」
歯根の先端である根尖までを前回までに根管治療用のヤスリで攻略出来ています。
症状が改善し、排膿もないことから根管充填に進みます。
2種類の薬液洗浄後に超音波水流でリンスし、滅菌ペーパーポイントで吸水乾燥します。
シーラーを根管口部分に少量置いて、サーマフィルのシステムにて垂直加圧根管充填を行います。
サーマフィルの余分なキャリアーをカットしました。
垂直加圧根管充填後のレントゲン写真です。
ここまで2023.07.28です。
治療前、治療後の比較です。
ここから2023.08.03です。
支台築造からセラミックの歯のセットまでを行います。
歯肉圧排ペーストを用いて浸出液を止めている場面です。
圧排ペーストを水洗しました。この状態でセレックスキャニングします。
セレックプライムスキャンでスキャニングし、セラミッククラウン(かぶせもの)のデザインを迅速に行います。
二ケイ酸リチウムガラスセラミックブロックであるe.maxブロックから削り出します。
ミリング(削り出し)を終えました。
焼成前はこのように紫色をしています。
接触圧調整と適合を確認します。
研磨後に840℃で約20分間真空焼成することで結晶構造が整い、強度が増し歯冠色になります。
乾燥状態で接着し、咬合調整と仕上げ研磨を終えました。
今後、残りの金属も除去していきます。
M・Yさん、この歯の症状が消失して私も安堵しております。
広島市の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス