口腔外科処置広島
2022.12.1
歯根吸収していた右上中切歯の抜歯と骨増生を行いました。2022.12.01|黒い膿|広島

矢印の右上中切歯の歯肉から乳白色の膿が出て、脱落寸前の動揺をしています。
メタルコアと陶材焼き付け前装冠(メタルボンド)がセットされています。

オフィス内の歯科用CT画像です。
骨吸収が見受けられます。
デンタルレントゲン写真です。
歯根が吸収されて無くなっています。

麻酔をして揺さぶりましたら取れました。

ここからが重要です。
もともと歯根が存在していた部分には炎症性の肉芽組織が存在していますので
これを取り除き、失われた骨を増生します。

メタルコアとかぶせものがセットされています。

過去に歯根破折を起こし、その部分が体によって吸収されたと考えられます。

メスで切開を加え、骨吸収・骨欠損部位にアプローチします。

粘膜を剥離していきますと、炎症部位の肉芽と癒着しています。

癒着部分を顕微鏡下で慎重に切離していきます。

肉芽を鋭匙(えいひ)で掻爬(そうは)します。

根尖相当部分の肉芽組織から黒色のグリス様の排膿が見られました。

全ての肉芽組織を取り除きます。

骨表面の皮質骨に穴を開け、出血を促し治癒促進の準備をします。(デコルチケーション)

コラーゲンと膜とサイトプラストd-PTFE膜を用いて軟組織から遮断する膜(バリアメンブレン)とします。

骨補填材(骨移植材)を填入します。


粘膜を減張切開し、サイトプラストでカバーします。

オープンバリアメンブレンテクニックで骨増生(GBR)の治癒を待ちます。
抜糸は10日から2週間後、バリアメンブレンの撤去は6週後に行います。

前歯だけに、無いがままですと困りますので、レジンでコピーを製作します。

レジンのコピーを両サイドと接着しました。
※本日は骨増生(GBR)を優先したため、上唇小帯の切開を行っておりませんが
治癒後、補綴物の完成前には上唇小帯の切除を行います。
O・Mさん、よくぞご決断なさいました。
治癒してからが楽しみです。
広島市南区の自由診療専門歯科 三好デンタルオフィス