セラミック歯科広島
2021.9.11
左上第一大臼歯(生活歯)の金属を除去してセラミック修復を行いました。2021.09.11|広島
左上第一大臼歯(右から2番目)のメタルクラウン(金属冠)を除去してセラミック修復を行います。
まずはメタルクラウン(金属のかぶせもの)を除去しました。
アップです。
まるで星空のように黒いドットが文字通り点在しています。
金属がセットされたまま毎日歯科検診を受けても無意味と考える理由です。
除去した金属冠の内面です。
焼き魚の表面のようなテクスチャーになっています。
生活歯(神経が生きている歯)ですので、再根管治療は必要ありません。
つまり、再根管治療が必要な場合に手間と費用がかかります。
なんとしてでも出来るだけ神経(歯髄)を取らないことが重要です。
過去の治療の際の人工物である古いセメント裏層(りそう:裏打ち)を全て取り除き、
う蝕検知液で染色と切削を繰り返します。
う蝕検知液で染色し、軟化象牙質を除去し終えましたら、
ボンディング材で処理して改めコンポジットレジンでデンティンシール(象牙質保護)します。
パウダリングしてセレックでスキャニングします。
充分に慣れ親しんでおられる過去のかぶせものの形態を多少参考にしながら、
新しいセラミッククラウンのデザインをします。
※過去の形態が見当違いである場合は当然参考にはしません。
セラミックブロックから切削します。
切削を終えました。
口腔内で試適します。
咬合圧が強くかかったり、複雑な形状の場合、高強度のセラミックブロックを使用します。
840度で焼成することで結晶構造が整い高強度かつ歯冠色に変化します。
(e.max 二ケイ酸リチウムガラスセラミック)
内面をフッ酸処理し、乾燥状態でセットし、咬合調整と仕上げ研磨を終えました。
※小臼歯2本は次回除去します。
Y・Yさん、金属除去は残り3個、2回の治療で完了ですね。
ゴールまであと少し、頑張っていきましょう!
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)