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メタルフリー歯科広島
2021.6.29
金属と接していた部分のむし歯をコンポジットレジン修復しました。左下小臼歯 2021.06.29
左下第一大臼歯の金属冠を除去して、再根管治療を行います。(白矢印)
金属冠に接している第二小臼歯の遠心面がむし歯を疑わせる色調・透過性になっています。(赤矢印)
まずは金属冠(金属のかぶせもの)を除去します。
金属除去ですので金属切削片から口腔粘膜を護るため、ラバーダムを装着します。
いつものように周囲からの漏洩を示唆しています。
続いて支台築造内部のスクリューポストも除去します。
先端が黒く腐食しています。
機械ではなく、人体から出てきたものです。
※弊オフィスでは天然歯に対する金属治療を完全に廃止しています。
スクリューポストを除去したあとの状態です。
次回より再根管治療を本格的に行います。
ここからは、金属と接していた部分のむし歯を治療します。
プラスの電荷を帯びている金属にはマイナス電荷のプラークが付着しやすく、
結果として周囲の歯の表面にむし歯を発生させてしまいます。
顕微鏡下+ミラーテクニックで真裏の治療を行います。
日本からブラジルの工事をするような気持ちで臨みます。
う蝕検知液で軟化象牙質(=むし歯)を染めて切削します。
幸い咬合面のエナメル質は残すことが出来ました。
ここからは充填操作へ進みます。
最近の歯科材料は青い可視光線で硬化するようなデザインとなっていますので、
顕微鏡の白くて強い光で見ていますと、含まれる青い波長によって、意図しない硬化を招いてしまいます。
それを防止するために黄色のフィルターを介して青い波長をカットしながら処置を行います。
画像は、酸処理の後に接着処理を行っている場面です。
歯冠色のコンポジットレジンを充填します。
充填時のラバーダムの役目としては口腔内の水蒸気の影響を排除するためです。
シールを風呂場で貼るように、水蒸気は接着の確実性を阻害してしまいます。
光照射器でコンポジットレジンを硬化させます。
仕上げ研磨を行い終了です。
大きなむし歯はセラミック修復が適切です。
今回は小さいむし歯で何よりでした。
Y・Yさん、次回からの再根管治療も頑張っていきましょう!
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)