顕微鏡根管治療広島
2021.2.19
左上第一大臼歯の再根管治療・再根管充填を行いました。2021.02.19
左上第一大臼歯のかぶせものを除去してメタルコアを除去し、再根管治療を行います。
メタルコア除去までの治療の過程はこちらの記事です。
「ブリッジを切断し除去した内面はこのようになっていました。2020.10.27」
「上顎大臼歯のメタルコアを除去した内部です。2020.11.18」
過去の治療時に充填してあった根管充填材(ガッタパーチャ)を溶かした状態です。
天然ゴムの一種であるガッタパーチャが汚染された状態で根管から出てきました。
近心頬側根が2根管性の歯でしたので4根管の根尖までの攻略を終えました。
電気的根管長測定を行い根尖部分の根管サイズ(アピカルシートのサイズ)を決定します。
2種類の薬液洗浄後に超音波水流でリンスし、滅菌してあるペーパーポイントで吸水乾燥します。
4根管性につき、1度での根管充填ではなく、2か所ずつの根管充填を行います。
まずは口蓋根管と遠心頬側根管を、シーラーとサーマフィルを用いて垂直加圧根管充填します。
近心頬側根の2根管の根管口には綿球を置いて、ガッタパーチャが流れ込まないようにします。
先の2根管の余分なキャリアーをカットしたのち、近心頬側根の2根管の綿球を取り除き根管充填します。
キャリアーカットした状態です。
次回問題無ければ、支台築造を行います。
垂直加圧根管充填後のデンタルレントゲン写真です。
この角度ですと、遠心頬側根管と口蓋根管が重なっていますので偏近心投影でもう一枚撮影します
角度をつけた偏近心投影でのレントゲン写真です。
根管治療は本当に楽しい治療です。
F・Yさん、無事にこの歯の再根管治療も終わりましたね。
少し痛むかもしれませんのでお大事に。
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)