顕微鏡根管治療広島
2020.8.27
根尖病変が出来ている左下奥歯の再根管治療を行いました。2020.08.27
矢印の左下第一大臼歯の根尖(=根の先端)に病変が形成されています。
根尖病変は根管内に残留した細菌・汚染物質によって引き起こされます。
根管治療後、数年たってから顕在化することから、時限爆弾のようです。
実際の左下臼歯部分です。
画像左から2番目の銀歯が左下第一大臼歯です。
グリーンのシートはラバーダムです。
内部はレジン系素材で充填されています。(レジンコア)
除去した金属の内面です。
内部まで漏洩が及んでいることを示唆しており、緑がかって見えます。
取れておらず、痛くなくても、このようになっています。
プラークが付着しています。
金属があるがままの歯科検診は、たとえ毎日行ったとしても無意味と言えます。
(上記はあくまでも個人の見解です。)
レジンコアを除去して、再根管治療を開始します。
写真は電気的根管長測定を行っている場面です。
根尖まで攻略できた後、2回目の治療時においても顕著な排膿や症状が無かったため根管充填を行います。
写真は薬液洗浄後に超音波水流でリンスし、滅菌ペーパーポイントで吸水乾燥している場面です。
サーマフィルによる垂直加圧根管充填を行います。
次回、支台築造を行います。
根尖まで到達して安堵します。
M・Hさん、治療が順調に進んで私も嬉しいです!
あとで少し痛みが出るかもしれませんのでお大事に。
広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)