顕微鏡根管治療広島
2016.7.7
重度のむし歯でも治療が可能なケース 2016.07.07
左下大臼歯ミラー像です。
画像右側の左下第二大臼歯がかなり深刻な虫歯になっています。
歯冠部歯質の大部分が喪失しており、その部分に周囲の歯肉が盛り上がっています。
また歯の内部に存在している歯髄が露出して歯髄息肉を中央に形成しています。
この状態でも抜歯することなく治療することが可能です。
まずは局所麻酔を行って歯肉が増殖している部分を切離します。
そしてむし歯になった歯質を切削し、健全歯質のみの状態にします。
かなり出血しますので止血との闘いであるとともに
マトリックスバンドをいかに緊密にセット出来るかという点に全てがかかっています。
マトリックスをセットしたら血液と接触していた部分はダイヤモンドバーで新鮮面を出して接着処理を行います。
途中手が離せない極限の状態になりますのでビルドアップ完了時の写真にワープです。
マトリックスを手で押さえながら、防湿が完全になるようにバキュームとシートで保護します。
そこへコンポジットレジンで隔壁を築盛します。
これで内部と外部の遮断が確実にできるようになります。
歯髄の息肉はこの時点ではまだ残しています。
先に除去すれば大量の出血を招くことと、根管内部に誤ってレジンが流れ込むことを防ぐためです。
このあとラバーダムを装着して根管治療を行いました。
次回問題なければ根管充填の予定です。
N・Hさん、この歯も助かりそうで私もうれしいです。
自由診療においてはとりあへず助かるようにチャレンジしてみるということが制度に縛られず容易にできます。
また、ダメな時はその時とご理解いただける患者さんに恵まれて、私は日々楽しく診療できています。
あとで痛くなってヤブ医者と思われることを防ぐためだけに、
たくさんの歯の命、神経(歯髄)が奪われている現状は悲惨です。
歯医者側が腹を割ってきちんと説明することこそが重要と考えています。
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簡単には諦めない広島市の自由診療専門の歯科医院 三好デンタルオフィス
※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述
すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)