三好デンタルオフィス

合着用セメント内の気泡がよく分かるケース 2016.04.23

 

左上第二大臼歯の金属インレーを除去します。（ミラー像）

 

金属インレー（メタルインレー）を除去しました。

白い合着用セメントの中に気泡が存在して空洞になっている部分があります。

粉末と液体を混ぜるタイプのセメントは必ず気泡が混入しますので修復物のセットには不適切と私は考えています。

2種類のペーストを混ぜるタイプのセメントでもスパチュラを使って手で練ったものは不均一である不安や空気の混入が心配です。

よって、オートミックスのノズルで混ざって出てくるものが現在では最良と思いますが

それでも気泡は存在していますのでたっぷりのセメントを用いて気泡を追い出すようにセットしています。

 

セメントの硬化までの操作時間を稼ぐために、冷蔵庫で冷やして保管するという手法がありますが

セメント表面の室内での結露を考えると完全に否定するべき概念であると私は考えています。

 

歯科の雑誌などで紹介されている手法でも自分の頭できちんと検証することの重要性を感じます。

 

M・Tさん、本日で左上下から金属が無くなりました。

いつもブログをご覧いただき恐縮です。

 

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すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円（かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの）・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円（税抜）