三好デンタルオフィス

金属と隣接する部分からむし歯が発生しているケース 2015.10.17

 

左下第一大臼歯の金属のかぶせもの（メタルクラウン）を除去します。

 

金属を切削しますのでラバーダムを装着して粘膜を保護し、5倍速コントラで切れ目を入れます。

 

無事に除去できました。

 

周囲から黒くなっています。

 

除去した金属冠です。周囲からの漏洩を示唆しています。

表面のうっすらと白い付着物はプラーク（細菌塊）です。

むし歯、歯周病を引き起こす元凶です。

再び金属のかぶせものを製作し、体内にセットしてお金をもらうことは私には出来ません。

 

除去時の写真のアップです。

奥の歯の近心隣接面（手前の金属と接触していた面）が茶色に変色してるのが判ります。

これはむし歯になっている部分であり、金属のかぶせものは隣接歯にも悪影響を及ぼすことを示しています。

むし歯予防にブラッシングやフロスが必須なのは当然ですが、金属がむし歯のリスクを高めることは明らかです。

 

金属がありながらの定期健診は無意味と私が考える所以です。

たとえ毎日検診してもそれは同じです。

「予防歯科」を謳いながらの金属治療には矛盾しか感じません。

 

M・Tさん、本日またひとつ金属が無くなりました。

次回から再根管治療を頑張りましょう！

 

もしよろしければ

ブログランキングに投票のため、このリンクのクリックお願いいたします。

 

ご相談はお気軽にこちらからどうぞ。

天然歯に対する金属治療を一切行わない広島市の歯科医院　三好デンタルオフィス

※厚生労働省 医療広告ガイドライン に沿うための記述

すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円（かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの）・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円（税抜）

Tweet