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※厚生労働省 医療広告ガイドラインに沿うための記述

すべての歯科治療は、治療行為によって治癒や改善が約束されているわけではなく、状態の悪化や後遺症の発生、抜歯や死亡を招くリスクを伴います。※治療費用の例示・根管治療を伴う普通再治療約20万円(かぶせもの除去・メタルコア除去・根管治療・根管充填・レントゲン・支台築造・かぶせもの)・普通セラミックつめもの約6万円・普通セラミックかぶせもの約8万円・普通セラミック前歯約13万円・普通抜歯約1.7万円・普通レジン充填約1万円(税抜)

メタルフリー歯科広島

2015.7.24

臼歯部のレジン前装金属冠について考えること思うこと 2015.07.24

弊オフィスでは金属を天然歯に対して用いることはいたしません。。。

と書けば、それまでなのですが、より一層悪質と考えるのはレジン前装金属冠です。

これは金属フレームの表面にレジン(プラスチックの一種)を盛り上げた(前装した)かぶせものです。

 

IMG_9466_R86.JPG

画像中央の左下第二小臼歯にレジン前装金属冠(レジン前装鋳造冠)がセットされています。

特徴的な不透明感、表面が咬耗によって「のっぺらぼう」のようになっています。

レジンは磨り減りやすく、咬むたびにかみ合わせが著しいスピードで低くなっていきます。

そうすると当該歯もしくは対合歯の挺出を招き、本数が多いようでしたら咬合高径自体も下がってしまいます。

いま流行の保険適用CAD/CAM冠はレジン無垢ですので、同様のことが起こります。

咬合面の全て、もしくは大部分をレジン系の素材で構成することを私は否定しています。

仮歯として一時的に用いるのであれば問題ないですが、永続的な使用には反対です。

このケースの場合、そもそも両サイドが金属の詰め物ですので、いろいろと考えさせられます。

 

IMG_9467_R86.JPG

しかも内部はメタルフレームです。

金属とレジンの「悪いところ取り」と考えます。(私見です)

この歯は比較的新しく、保険外治療で何万円もしたそうですので、涙が出ます。

これにするくらいであれば、保険の金属のかぶせもののほうが、まだ咬合が崩れず良いと考えます。(私見です)

 

IMG_9471_R86.JPG

除去時の断面です。

 

IMG_9476_R86.JPG

金属フレームのかぶせものですので、お約束の辺縁漏洩です。

今後、全ての金属を除去していきます。

 

IMG_9474_R86.JPG

レジン部分が極端に薄くなっています。

あと数年経てば金属フレームが露出していたと思われます。

 

N・Sさん、文字通りお金をドブに捨てることとなってしまいましたが、

それ以上の結果を出すべく私が頑張ります。

 

※弊オフィスでは天然歯に対する金属治療は行っていません。

金属でないと出来ない治療は無く、アレルギー・熱膨張率を考えても用いる合理性が無いからです。

 

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